三国志・蒼天航路 (10) (11)

蒼天航路

蒼天航路の10巻と11巻です。

蒼天航路 (10)

10巻では袁紹の息子達のあっけない最後。それから孫家は劉備たちと盟を結ぶのか・・・驚くほどの数の民を従えた劉備が壊れていく様子は、どう表現したらいいのでしょうか。数え切れない民の命を引き受けている自分の器がはたして天下人の器なのか。

自分のために数え切れないほどの兵士達が命を落としている現実に、耐え切れないのか。何にしても人ってあんな風になっちゃうのでしょうか・・・腹立たしく感じる場面もありましたが。

蒼天航路 (11)

11巻はとうとう劉備が目覚める。これで本当にみんなをひっぱっていけそうな。人って本当に気持ち次第なんだなぁって思いました。それにしてもこの時代、自分の妻よりも自分に信頼を寄せて命を懸けて戦ってくれている武人が大事なんですね。これもわかるような気もするし、わかりたくない気もする。

そして諸葛亮孔明と孫権のかけひき(?)って言っていいのかな。かけひきっていうか・・・孫権ってつかみどころがない。孔明もつかみどころがないし。何やっているのか、読みきれてないわれもこです。後半には曹操が最大のピンチに!いったい次巻でどうなっちゃうのでしょう・・・。