図書館で読める レベル別リーダーレベル2

昨日のPuffin Young Readersシリーズの続きです。今日はレベル2の洋書を紹介します。英語圏ではこのように英語のレベル別の読み物があります。日本では「0~2歳向き」なんて書かれているのと同じ感覚でしょうか。わかりませんが。

よい絵本というのとは別に、「簡単な英語の絵本から読んでいきたい」という利用者のリクエストがあったので、英語絵本の会の一員として、私が洋書の多読をしてきた経験からおすすめのレベル別リーダーを図書館で買ってもらうことにしたのが経緯です。簡単な絵本と言っても、実は感じ方はさまざまではありますが、普通の洋書絵本は推奨する対象年齢は調べるとわかるものの、本に書いているわけではなく、英語の初心者の方には簡単か難しいかの判断も難しいときもあります。単に語数が少ないから易しいというわけではないからです。

そこでレベル別になっていて、始めのレベルは一文が2-3語だったり、幼児でも理解できるシンプルなストーリーに単純な文法を使ったような絵本が図書館にもあればいいなと思ったので、購入してもらいました。機会があれば洋書コーナーへ行って開いてみてください^^

以下の英語絵本のレベルはすべてPuffin Young Readers 2です。

Turtles

洋書のタイトルは『Turtles』です。陸のカメ、海のカメのことがわかります。落ち着いた色彩の絵がきれいです。子どもから大人まで楽しめるサイエンスのジャンルの洋書絵本。

Madeline’s Tea Party

洋書のタイトルは『Madeline’s Tea Party』です。絵は同じ雰囲気ですが、あの『Madeline』(げんきなマドレーヌ』)とは著者が違うのでご注意を。Madelineたちがティーパーティーを開きます。そこへ男の子を招待しますが、遅刻はするわお行儀悪いわで、パーティーはめちゃめちゃに。Madelineのフォローが素晴らしいです。

Madeline And Her Dog

洋書のタイトルは『Madeline And Her Dog』です。こちらの絵本も絵は同じ雰囲気ですが、あの『Madeline』(げんきなマドレーヌ』)とは著者が違うのでご注意を。Madelineはどこへ行くにも大好きな犬のGenevieveを連れて行きます。Genevieveは街を好き勝手に散策します。ゴミ箱をあさったり、川に飛び込んだり。そのうちに身体が汚れてしまい、臭い匂いを放つ犬になってしまいます。先生が子ども達にGenevieveをお風呂に入れるよう言います。さあこれが大変。ドタバタと楽しいストーリーです。

The Very Busy Spider

洋書のタイトルは『The Very Busy Spider』です。『はらぺこあおむし(The Very Hungry Caterpillar)』で有名なEric Carleの絵本です。クモが苦手な私でも楽しく読めました。クモが巣を作っているところに、いろんな動物が一緒に遊ぼうと誘いに来ます。けれどもクモは巣作りに大忙し。動物たちの周りに何気に飛んでいる虫、実は大事な出番があります。

The Bravest Cat!

洋書のタイトルは『The Bravest Cat! 』です。火事です。消防隊が駆けつけました。幸い人は住んでいませんでした。消火活動していると、建物からネコが何か小さいものをくわえて出てきました。子ネコでした。そのネコは再び燃え盛る建物の中へと姿を消し、ひょっこり子ネコを加えて出てきたのでした。1匹ずつ、計5匹の子ネコのお母さん。逃げ出したけれど、火傷を負っています。手厚い看護。その後この勇敢なネコが世界中に知られることになりました。実話です。

My Tooth Is Loose!

洋書のタイトルは『My Tooth Is Loose!』です。Georgeは歯がグラグラし始めたので、友達にどうしたらいいか訪ねます。いろんな友達が来て、自分の体験を話すのですが、Georgeは友達と同じようにするのは怖くていやだと思いました。同じパターンの展開が何度も繰り返し、結末が気になってきます。単純なストーリーだけれど、面白かったです。

わからないところはとばしてOK

特に始めのうちは、洋書絵本を読んでもすべてわかろうとしないほうが賢明です。がんばって辞書などを使って訳していると、相当な努力家ではない限り、ほぼ挫折が待っています。私もそんなに努力家ではないので、辞書などは使わず楽しむことを第一に洋書を読んでいます。

はじめは大筋がわかればよしとします。それに英語の初心者のうちは、辞書の使い方がいまいち・・・。わからないところをとばして読んでも、不思議と語彙は徐々に増えていきます。言葉ってそんなもの。不思議ですね。そういう過程を楽しんで、時期が来たら辞書で調べて語彙強化したりするのもまた楽しいですよ。