正気と狂気の境界は?

今日は行橋市図書館の児童書コーナーで借りたマザー・グースの訳本を紹介します。

マザー・グースのうた 第3集 だれがこまどりころしたの

第1集から図書館へ行くたびに1冊ずつ借りて読んでいます。とうとう問題の第3集に来ました。本のタイトルは『マザー・グースのうた 第3集 だれがこまどりころしたの』です。

よくわからないけど、たぶんこの第3集は詩が大人向き。おどろおどろしい詩が、いくつか散見できます。「くるった家族」が出てきたり。この「くるった家族」は、地獄の悪魔からも嫌がられたらしい。

他にも「だらしないおとこ」が部屋で死んでいて、指がみつからないとか・・・子どもを食べる親とか・・・その子の骨を拾うその子の兄弟とか・・・死人のリアルな描写とか・・・狂気じみたのがあったり・・・淡々と書かれている文章がまた、さらに不気味さを漂わせています。

これを子どもが読んで、どう思うのでしょうね。平気かな?怖がるかな?おもしろがるかな?子どもって、許容範囲は大人より広いんだろうとは思うけど・・・。いずれぽこすけも読むかもしれないな・・・。

この本の中には、大人に対する痛烈な皮肉っぽいものもあったと私は感じました。どこからどこまでが「まとも」なのか、そうでないのか、はっきりとした境界なんて、やっぱりないんだろうなということをこの本読んで、ぼんやりと思いました。