TOEIC満点講師に教えてもらった方法

私は今はTOEIC受けていないのですが、気が向いたらまた受けてもいいかな、と考えています。今気が進まないのは、子育てと仕事と家のことで忙しいのもあるのですが、今の一番の理由はなんとなんと!試験会場が遠く、受けたら一日仕事になってしまうから><;

試験受けている間、子どもを誰かに見てもらわなきゃいけないのですが、行き返りの往復時間が長い!長すぎ~る!!子どもを見てもらうだけではなく、家の用事もしてもらう必要ありなので、旦那さんに頼むとしても結構な負担を強いてしまう・・・週1日しか休みないのにね。毎晩10時11時にしか帰宅できないのに。

TOEICを受ける動機

というわけで、いつかわからないけど、できたら受けてみたいなTOEIC♪って位置づけです。TOEICを受ける動機は、大部分興味本位。それだけ。あとはもしも「あなたの英語力、客観的にどれぐらい?」と聞かれた時に、返事しやすいように。

TOEICのスコアって、単に一般的に信じられている英語力をはかるモノサシに過ぎないと思っているのだけど、そういうモノを持っていた方が話が早いときもあったりして。それで、受けるからには過去のように、適当な気持ちで受けるのは止そうと思っています。真剣にハイスコア目指したいなぁと思っています。受験のために、誰かの自由な時間をもらわなくてはいけないので、いい加減な気持ちではいけないかな、って。

それで、いつ受けるかは考えていませんが、気持ちだけでも準備しておこうと、先日苅田町図書館に行ったとき見かけたこの本を読んでみました。

990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか

本のタイトルは『990点満点講師はどのようにTOEICテストを解いているか』。この本には、TOEICテストの問題サンプルがあります。また音声がダウンロードできるのですが、私は問題には全く目を通さず、満点講師たちの解き方だけ読みました。読んでみて、私のこれまでの認識が間違っていたことを知りました。すべてのTOEIC満点の人が、同じ解き方をしているとは限らないけれど、この本に登場していた3人のTOEIC満点講師たちは、問題文はほぼ全部目を通していました。

TOEIC満点講師達による問題の解き方公開

TOEICって、テキパキ問題を解かないと時間が足りないじゃないですか。だから私は満点とる人は、英語の実力もあって、なおかつ問題文を飛ばし読みしたり、必要なとこだけ拾い読みしたりするのかな~と思っていました。それって、私はやってみたけど正解できないのよ。内容がちゃんと把握できないんだもの。

問題文は全部読むほうがいい

それがね、この本を読んでみたらね、TOEIC満点の講師たちは問題文全部読んでいると書いているじゃないの。一つの例外としてPart5の短文穴埋めは、一人の講師だけが括弧の前後だけ読んで解答しているそうです。でもこの講師は、「これができるためには相当な場数を踏んだり訓練が必要。できれば全文読むほうがいい」と。他の二人のTOEIC満点講師は全文読んでいるとのこと。

読む速度は分速150語

そっか~。つまり、速く英語が読めなきゃいけないということ。それだけじゃなく、ちゃんと内容も把握する力が必要。読む速さは最低分速150語は必要ならしいです。その速さはVOA Standard Newsのキャスターが読みあげてるスピードだとか。「ふ~ん、そんなめちゃくちゃ速いスピードじゃないな。」というのが率直な感想。

もともと英語に限らず字を読むのが超遅い私ですが、最近は英語を読むスピードもどんどん上がってきていて、日本語まで読むスピードが上がってます。母国語に引っ張られて上がるのではなく、英語に引っ張られて母国語の読むスピードが上がった。まあ、それはどっちでもいいですが。

TOEIC満点講師3人は、Part1からPart7まで、どうやって解いているかを説明してくれています。全部はここには書きませんが、これといって特別なことはしていない。ひとつだけ、私がしていなかったことがありました。れはリスニングのパートで、徹底して時間を有効に使おうとしていることです。たとえば選択肢を読み上げているとき、鉛筆は今読み上げられている選択肢の上に置いて、正解なら即座にマークする、とか。あとはもう、リスニングはどれだけ聞けるか。リーディングはどれだけ読めて理解できるか。

リスニング問題を聞いているときは、答えの選択肢は読まない

あ、もう一つあった。私が気持ちに余裕なかったとき、やっていたことがNGだということがわかりました。それはリスニングパートで、英語音声が流れているときに、解答の選択肢を見ながら聞くこと。見ちゃうと読んじゃうし、読まなかったとしても頭がちょとそっちへいっちゃうじゃない?英語音声を聞くときは100%集中する。講師3人とも、目を閉じたりしてその音声の情景を思い描いているみたいです。

自分が応答する人の立場に立って聞くのです。すると記憶しておくべきポイントは覚える。後は選択肢を見て正解を選ぶ。確かにな~と思いました。私の過去の経験から、正解できるときって音声を聞いてる間選択肢なんて見てないし、情景が鮮やかにイメージできるときだった。

精神的にゆとりがなくなったりすると、音声を聞いても「上の空」気味で、ますます焦るから選択肢をじっと見ながら音声を聞いてしまう。悪循環に陥っている部分て、不正解の連続だった。問題集を使ってリスニングの問題を解いたとき、○のところはずっと○が続くけど、いったん×がつくと、しばらくずっと×になる傾向が私にはありました。だからこのリスニングの解き方を読んだだけで、とても参考になりました。

ハイスコア取得はTOEIC対策本だけでは無理

そして最後に。TOEIC満点の講師たちが、どうやって英語力を上げていったのか、TOEICでハイスコアを出せるようになったのかについて語っていました。その中で私の目に留まったのは、TOEICの勉強だけやっててもダメ。むしろたくさんの洋書や新聞や雑誌など、英語をたくさん読むことを勧めていました。至極当然の意見に安心しました。ある程度のスコアなら、TOEIC対策本でなんとかなるのだと思います。でも900以上のハイスコアになると、それだけではダメなんだと改めて感じました。

日ごろから英語に触れる習慣を持っているか否か。ここは試験対策しかしない人との大きな差だと思いました!