都会に埋もれた小さな家

今日2冊目となります。行橋市図書館の洋書レビュー。易しい洋書を楽しく読みながら、英語力を伸ばしたいという方に、活用していただければと思います。

The Little House ちいさなおうち

洋書のタイトルは『The Little House』。日本語のタイトルは『ちいさいおうち』です。自然に囲まれた丘の上に、一軒のかわいらしい小さな家が建ちました。かわいいだけではありません。丈夫な作りなので、これから代々住みつがれるのでしょう。このかわいい小さな家は、四季の移り変り、小鳥の声、植物たちに囲まれて、とても幸せです。

でも思うのです。夜になると、遠くの方で明るく灯る光を見ながら、都会ってどんなところなんだろう・・・あんなところに住んでみたいなぁ・・・。見たことのない世界ですから、興味津々です。やがて月日が流れ、小さな家の周りにも道路ができはじめます。見る見るうちに人は増え、車が増え、建物が建ちます。周りの建物も変わる、電車は家の上を通る、下も通る。いつしか小さな家があった自然は跡形もなくなり、都会になってしまいます。

今や小さな家は太陽も星も見ることはできません。四季を感じることもなくなりました。道行く人はみんな忙しそうに通り過ぎて行きます。誰も小さな家に目を向けてくれる人はいません。家もずいぶん荒れてしまいました。なんだか悲しくなってきます。

私は都会生まれ、都会育ちだから、自分の周りの自然がなくなっていくという経験があまりないですが、こうやって絵本で見ると、さびしいですね。都会は都会の良さがあると思います。でも、この小さな家には都会は似合いません。ある日、荒れ果てたこの小さな家の前に立ち止まる人がいたのです。その人はいったい誰なのでしょうか。そしてこの小さな家は、これから一体どうなってしまうのでしょうね。

続きは絵本で読んでくださいね。絵がとてもかわいいです。コルデコット賞受賞作品です。

YL 2.5
総語数 1,355

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