絵本カーニバル in 吉富町

2017年3月26日(日)に、福岡県築上郡にある吉富町の「絵本カーニバル」へ行ってきました。JR吉富駅から会場まで徒歩数分のところにあったので、電車で行こうと言うと、ぽこすけは大喜びでした。

絵本カーニバルって名前がいいね

絵本好きにはたまらないネーミング。絵本カーニバル。この言葉を目にするだけで、心躍ります^-^

チラシには「約800冊の絵本が待ってるよ!」とか、「会場内にはとんがり帽が目印の『吟遊絵本詩人』(ぎんゆうえほんしじん)がいるよ。声をかければ好きな絵本を読んでくれるよ!」と書いていました。

会場に入ってすぐから絵本の展示がずらーっと。壁際や隅っこのスペースやイベントスペースの壁際、そして窓枠も無駄なく絵本が並べられていました。

絵本はテーマ別にグループ分けされていました。吉富町のひとたちのおすすめ絵本には、小さな紙にこの絵本をすすめた人のコメントが書かれていました。とてもじゃないけど一つ一つ読めないほどの数。

11時に会場入りしました。とんがり帽が誰か、私には察しが付いていたのでキョロキョロしていたら、やっぱり。とんがり帽をかぶったとんからりん文庫の土屋さん発見。声をかけると今からイベントスペースでボードゲームがあるよと教えてくださったので、ボードゲームって何?と思いながらもぽこすけと参加しました。

ボードゲームワークショップ

ボードゲームて何?と思ったのですが、現物を見た瞬間「あ~、あれね」。オセロとか人生ゲームとか、子どもの頃よくやったな~。盤を囲んでみんなで楽しむゲームの総称らしいです。

ボードゲームがたくさん並べられていました。外国のボードゲーム、見たことないものばかりでした。結構広い空間に、親子が参加。ファシリテーターの人が、展示しているボードゲームをざっと紹介。面白いものをピックアップして、子どもたちにグループになってもらい、様々なゲームを同時進行。

各グループに一人ずつ、そのボードゲームを良く知っている大人が入ります。その大人が子どもたちにルール説明をしながら楽しむという具合。ぽこすけは兄弟がいないし、4人ぐらいでゲームを囲んで遊ぶのは楽しかったようです。2種類のゲームを楽しみました。

絵本タイム

この日はお昼過ぎまでいて、帰ろうと思っていました。ボードゲームを楽しめると思っていなかったので、ゲームが終わってから急いでお昼ご飯を食べて、また会場に戻りました。

さあ、私は主目的である絵本の発掘作業を始めよう!と気合を入れて順に展示の絵本を見始めました。本当に絵本の数が多いので、とてもすべてを吟味する時間的余裕はありません。そこで表紙だけざーっと流してみて、気になった絵本を手に取って読んでみるという方法で、面白い絵本の発掘作業をしました。

展示コーナーの隅っこには、何気におしゃれなディスプレイもあり、会場の雰囲気作りに貢献していました。(下の写真)

ぽこすけは展示コーナーの真ん中あたりにあるオブジェ的な椅子というかクッションというか、遊び場みたいなところで楽しんだり、絵本を見たりしていました。私はぽこすけに、読んで欲しい絵本があったら読むよと伝えていました。すると山ほど持ってくる持ってくる@0@;

結局ぐるりと展示絵本を一周できないまま、滞在予定時間を超えてしまいました。でもま、楽しいからイイか。と思い直して読み続けていたら、絵本作家さんのライブペインティングがはじまるというので、行ってみることにしました。

絵本作家 よしなが こうたくさんのライブペインティング

3時からはじまった絵本作家よしながこうたくさんのライブペイント。せっかくなので、もうちょっといようと思い、見てみることにしました。

よしながさんのお話の中で、感銘を受けた事柄が2つありました。ひとつは絵本作家は退屈しない。ことによしながさんは、目に入るものから想像力をどんどん働かせて楽しいことを考えるらしく、退屈したことがないそうです。

ふたつめはよしながさんが子ども時代、絵本作家だったかイラストレーターだったか忘れたのですが、ものすごく上手い絵を描いてているのをライブで見たそうで、とても感動したというのです。そして自分も!と思い、本当に絵本作家になりました。これからは自分が子どもたちにライブで描く絵であのときの自分が感じたような感動を与えたいとお話されていました。

そんなよしながこうたくさんのイベント、とても盛りだくさんでした。

給食番長シリーズが有名

代表作は『給食番長』。これがデビュー作で人気となり、シリーズ化されています。

給食番長 (給食番長シリーズ)

私もぽこすけも読んだことあります。私は『おそうじ隊長』が好きです。

おそうじ隊長 (給食番長シリーズ)

非常に個性的なイラストを描く作家さん。やっぱり登場もすごかった。インパクト強すぎ・・・ていうか、変(笑)

紹介されてこんな格好で登場。大人はみんな唖然としたのではないでしょうか。え?私だけ(・・?

絵本の読み聞かせも個性的

この出で立ちですからね。普通なことはできません(ホント?!)会場が広いので、後ろにスクリーンがあって、そちらにも絵本を映し出していました。読んでくださったのは代表作の『給食番長』。

座ってするのかと思いきや、立ち上がって読み始めましたよ。いきなり大きな声で変な節でなにやら言い始めましたよ。私には何を言ってるのかわからなかったのですが、後でぽこすけに聞くとあれは絵本のタイトルを言っていたそうです(ホントかな?!)何しろあっけにとられていて、私が聞く姿勢に持っていけるまで心の落ち着きを取り戻すのに、少々時間がかかりました。

絵本の中身に入ると、今度は歩き回り始めましたよ。私はもう圧倒されて目が点。下駄を履かれていたのですが、子どもたちの足を踏んだりしないかが妙に気になったりして。大丈夫でしたけど^m^

私も落ち着きを取り戻し、子どもたちと一緒に読み聞かせを楽しみました。こういうやり方もアリというか、形にとらわれないで大胆にするのもまた、子どもたちに強烈なインパクトを与えて楽しい思い出になるのかもと思いました。実際、子どもたちは食い入るように見て楽しんでいました。

私はといえば、あまりにもいわゆる「読み聞かせの基本」というものから逸脱したパフォーマンスにハラハラしたりして、後になって自分の固定観念に嫌気がさしました。アリです。大アリだと思います。あんな変わった読み聞かせ。作家さんの個性がストレートに出ていると思いました。

読み聞かせでもう1冊、読んだ絵本がありました。その絵本のタイトルは『ワオコッコ』。意味わからんでしょ?

私も本を出版したことがあるので何となくわかるのですが、著者って自分が好きなように本の内容を決めて書くことはほとんどなく、大体は出版社から「こんな風な本を書いてください」ということを言われるわけです。考えてみれば当然のことで、本を作るのにお金を出すのは出版社。売れなきゃ困りますよね。だからどんな本なら売れるかというマーケティングはしっかりしているのです。だから出版社のマーケティング戦略に合った作品を書くように求めてくるのは自然なことですよね。

この『ワオコッコ』は、全く自由に描いてくださいといわれた絵本なのですって。

ワオコッコ: ぴっかぴかえほん

そうしたら業界内ではとても評判がよく、絵本雑誌なんかで取り上げられて好評価を得たらしいのです。世間一般の反応は薄いらしいですが。きっとこれは玄人ウケする類の、プロ好みの絵本なのでしょう。以前マーケティングを勉強していたときに、売れる商品をどんどんマニアックにしてしまうと、逆に売れなくなると学びました。一般人がついていけなくなる、初心者が踏み込めなくなり、新規顧客が付かなくなるということですね。

『ワオコッコ』の読み聞かせを聞いた感想は、「奇妙」。現実にはありえない設定の中で起きる現象が妙に面白くて、帰宅後ぽこすけとお風呂でワオコッコの話で盛り上がりました。ワオコッコという言葉の響きも不自然で奇妙で頭に残ります。ぜひ一度、読んでみてください。

ライブペインティング

ゲラゲラ笑った読み聞かせの後、いよいよライブペインティングがはじまりました。何でも今日、吉富町のゆるきゃらが誕生するとかしないとか?!

やはり一風変わったライブペインティングでした。子どもたちに意見を聞きながら、子どもたちに前に出てきてもらい実際一部分を書いてもらいながら、対話を続けて描いていくスタイル。

感心したのは、この日集まった子どもたちの活発さと聡明さ。キャラの濃いよしながさんもタジタジのシーンもありましたよ。ぽこすけもちゃっかり前に出て書かせていただきました。

いろんな子がいろんな提案をするので、絵がどうなってしまうのかハラハラドキドキ。

始まりが一人の子どもからのアイデアで、ドラえもん。その後、何かわからない漫画の登場人物が着ている服とか、セーラームーンの髪とか、足はどの変から描こうか手はどこからどんな風に描こうかなど、子どもたちに意見を聞きながらすすめていくのです。ハラハラするよ~。

どうなっちゃうの~><; 吉富町のゆるきゃらなんでしょ~><;(ホントか?! 笑)あかんやろ~!(爆)

はい、で、こうなりました。このキャラクターの名前も決まりました。「そあうせかいちゃん」らしいです。ちゃんとストーリー性もあるのです。そこはまぁ、子どもの意見を採用しているので、お下品なストーリーですけどね☆

休憩時間に

なんと絵本作家よしながこうたくさんのイベント、3時から始まって5時過ぎまで!サービス精神旺盛な方でした。長いので、ライブペイントに入る前に休憩がありました。そのときに奇妙なぬいぐるみや被り物を触ってもいいとのことだったので、早速写真を撮って楽しみました。

うーん。なかなか・・・。う、やっぱりこれは可愛いとは言えんな(笑)。不思議ワールドです。パシャパシャ写真を撮っていたら、サービス精神旺盛なよしながさんが撮影中のぽこすけの横に。

おわりに

ライブペインティングが終わり、このイベントも終了というとき、なにやら子どもたちにプレゼントがあるというのです。でもあまり数はないから、じゃんけんねと言いながら、カバンから出してきたのがコレ!

「どんだけ自分が好きなん~~!」( (・ω・)bグッ)と言いたくなるようなブツ。これを見ても子どもたちは「欲しい欲しい~」と手をあげるのを見るのは面白かったです。なんと!ぽこすけも手をあげている Σ(゚Д゚)

ぽこすけは一回戦で敗退。どこかほっとする私がいました(苦笑)。ごめんなさい><;

気がつけばもう5時を過ぎていて、あかん、このままやったら帰宅が遅くなる~(;; ということで、急いで帰りました。

外は雨。傘なし。駅まで近いのに、結構濡れてしまいました。あ~あ・・・。でも空には綺麗な虹が見えたので、あ~あな気持ちはすぐに吹き飛んでしまいました。

この日、絵本をたくさん見れたこと、ボードゲームを楽しんだこと、絵本作家よしながこうたくさんに出会えたこと、本当に嬉しかったです。土屋さんとほとんどお話できなかったのは残念でした><; またそのうちにとんからりん文庫を訪ねたいです。

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コメント

  1. 光畑眞哲士 より:

    いつものことながら、読んで楽しい 見て楽しいブログですね。
    そして、なぜが、いつも出会いがあります。きっと、常に積極的に交流しようと思っているからなんでしょう。

    • waremoko より:

      光畑さん、コメントのお返事遅くなってすみません><;
      楽しいと思っていただけて嬉しいです。絵本作家さんが面白いということを教えてくださったのは、光畑さんです^^
      行橋で絵本作家さんの講演会へ参加したのは、当時館長さんだった光畑さんのお誘いがあったから。毎年1回の絵本作家さんの講演会、これからもずっと続けて欲しいです。

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