守るべき存在を命がけで守る

Kindleの洋書で、久々に感動の涙を流しました。読んだのはコチラ↓

Heart of a Hero

洋書タイトルは『Heart of a Hero』。アイリッシュセッター犬のお話です。ざっとストーリと読後感想をご紹介します。

1942年、アメリカは戦争のために人々は苦しい生活を強いられていました。若者が兵士として戦場へ行き、残されたものは家を守るために必死で生きていました。そういう時代に生まれた猟犬、アイリッシュセッターのLadyの物語です。お母さんはとても優秀な猟犬でした。Ladyは縁があってCarlという若い男性にもらわれていきました。そして幸せな暮らしをするのですが、間もなくCarlは戦場へ行く決意をします。彼の帰りを心待ちにしていたLadyに、残酷な知らせが届きます。そしてLadyは戦争の渦中へ飲み込まれていきます。Ladyの勇敢さ、賢さ、忠誠心が飼い主が変わるごとに深みを増していきます。戦場で追った心の傷、愛した人との別れを乗り越えながら、凛として生きるLadyの姿に感動しました。

泣いた泣いた~。大好きな人と離れ離れになってしまうシーン。Ladyと飼い主さんの気持ちが、うまく表現されていて、キリキリと胸が締め付けられるようでした。心を通わせる存在がいたら、それは生物種の壁を越えてしまえるものなのか。それとも犬だからこそ、守るべき人への忠誠心が強いのか。どのように受け取るかは、読み手次第ですね。私は無料のときにダウンロードしましたが、今は有料です。でもあまり高くないです。この記事を書いている時点で価格を確認してみたら、292円。この内容でこの価格ならお得。レビューも結構多く、評価が高い。レビュー数は69件あり、評価は☆4以上です。

この洋書の英語の読みやすさレベルと総語数は、
YL4.5、総語数 24,100

いずれもだいたいですので。目安程度です。おすすめです!