化粧品研究者出身の美容ライターが本音をぶちまける

ぼちぼちと、自分のやりたいこととやれることが見え始めた今、私が何をやって生活しているのかを語ってみようと思います。まずは一つ、肩書として名乗れるものが出来た「美容ライター」として、他では語れない本音を、自分のサイトでぶちまけてやろうと思います。

いつでもどこでもできる仕事を求め、たどり着いたライターの仕事

美容ライターの仕事をし始めて1年が過ぎました。会社勤めを辞めて、気ままに書く仕事をしはじめて10年近くになるのかな。

自分の専門はなんだったっけ(・・?と思い出してみると、10年ぐらい化粧品業界にいたのでやっぱ美容なんかなぁと。美容といってもいろいろで、私の場合は化粧品技術、バリバリ理系の頭で化学の世界。実験室(研究室?)で化粧品を試作していたのです。

子どもが生まれ、都会から田舎のほうへ引っ越したという事情もあって、化粧品業界を去りました。それでパソコンとインターネットさえあれば、どこでもいつでもできる仕事ということで、ウェブライターというか、アフィリエイターというか、ブロガー?になったのです。

初めは自分のサイトを立ち上げて、好きな英語とか子育てとか、絵本とか、そういうテーマが多かったのです。ところがサイトを立ち上げて、広告費などで収入を得るって、すごく不安定なんですよね。それに子育て中ということもあって、集中して時間が取れないというのもあり、ま、そういう状況に甘えていたとも言えますね(笑)。

それである時、収入が激減して私の心がクラッシュ寸前になっていたとき、クラウドソーシングというのを知って、他人のウェブサイトに記事を書くウェブライターの仕事もするようになりました。

初めは英語とか子育てとか、医学系とかいろいろ書けるぞ~って思っていたのですが、結局評価されて長期のお仕事をもらい、報酬もアップしていったのが化粧品でした。

それで今はクラウドソーシングのお仕事では、美容ライターが主になっています。

美容ライターの実情

多分、あまり知られていない「美容ライター」の実情をぶちまけたいと思います。口が裂けてもこんなこと、自分のサイトにしか書けませんよ。

美容記事はほんと、誰でも書ける。化粧品使ったことある人なら、それなりにうそはったりでも何でも、それらし~く書いてる人、なんぼでもおる。私に言わせたら、店頭で化粧品販売している人(美容部員っていうの?)やエステティシャンは、化粧品の科学は何も知らないに等しい。

美容ライターをして気づいたのですが、今や化粧品に関するサイトは企業がたくさんのライターを抱え込んで、組織でサイトを作り上げてるってこと。ライターの経歴は様々。私のようにモロ化粧品を「作っていました」という人は稀。

開発していたという人でも、理系というよりは文系の人で、パッケージデザインに関わったりコンセプト作ったりと、商品のデザインに関わっていた人が多いと思います。つまり化粧品の中身についてはほとんど無知といってもいい。

私はそれとは違って、いろんな化学物質を使ってビーカーで混ぜて化粧品を試作してきました。化粧品の科学・化学をよく知っているので、化粧品レビューサイトなどで「乳化」「界面活性剤」のことなどについて、素人目には見破れないであろう様々なウソやごまかしをたくさん目にしてきました。

化粧品ってすごく身近で毎日使うものだから、自分の感覚とか理解が正しいと思ってしまうのでしょうか。よくもまあ、そんなこと・・・と、目を覆いたくなるというか、画面に向かって一人突っ込みをしてしまうのが日常になっています。

ひどいのになると、化粧品販売サイトなんだけど、薬機法(旧薬事法)を逸脱しててやばいサイトもあります。稀にあるレベルじゃなく、結構目にします。

私は騙されない!と思っても買ってしまう女心

ライターになってはっきりとわかったのは、聞いたことのない化粧品メーカーで、「こりゃすごい!」といきなり評判になって、みんな「え?そんな会社あったん?」と思うけど、芸能人とかモデルとか称する綺麗な若い女性とかが、インスタにバンバン写真載せてて、嫌でも毎日目にしてしまう化粧品ってあるじゃないですか。あれはクサいですからね。そこまで行くとわかる女性は多いと思いますし、冷静な女性はまんまと戦略に乗って買ってしまったりはしないと思います。

でも私も女性だからわかる。「これを使ったら本当にこの人みたいに綺麗な肌になれるのかな~」って、思ってしまうことあるんですよね。「試しに・・・」って買っちゃう。で、全く思った通りにならなかった、というオハナシはいくらでもあると思います。

えげつない化粧品の広告もあるある・・・

私、フェイスブックやっているのですが、なぜか化粧品の広告が結構頻繁に入るんですよね。あれって、化粧品サイトを頻繁に検索したりしていたら、フェイスブックに広告出るんですかね。わかんないけど。

仕事で化粧品レビューサイトとか、皮膚科サイトとか化粧品メーカーとか見るからでしょうか。フェイスブックに化粧品持った写真がバーン、で、「驚きの~!!」ってあり得ないほど綺麗になってる写真見せるやん?ビフォーアフターの。

あれ見るたびに笑う。というか、もうげんなりする。やらせですよ。あれは。写真や動画なんて、いくらでも編集・修正できるんだし。人間離れした肌のきめ・透明感、もうあれはキモイレベルです。騙されないでくださいね。

騙して買わせるサイトかそうでないかを見極める力を

私は美容ライターで報酬をもらっていますが、読む人を騙して商品を買わせる記事は書いたことないし、書くつもりもありません。幸い、今長期で契約をいただいている会社は、そういう私の気持ちと同じなのでありがたく、仕事もしやすいです。

良いサイト、悪いサイトがあるので、皆さん見極める力を持ちましょうね。

これから少しずつ、騙されないためのヒントをここで公開していきたいと思います。書く方も、いろいろ知恵がついてきているので、ちょっと前のようなすぐにわかるウソを書かなくなっているサイトが多くなってきました。

それだけに、しっかりした目を持つことが大事だと思います!