ランチ交流会@瓢鰻亭(ひょうまんてい)

9月11日(金)、みやこ町にある子どもの本専門店がある場所、瓢鰻亭でランチ交流会をしました。
いつもお世話になっている元図書館館長さんであり前副館長さんが退職されるということで、英語絵本の会のメンバーと、図書館を考える会の方々が集まりました。図書館を考える会というのは、今適当にネーミングしました(笑)。昔行橋にまだ図書館がなかったころに図書館を作る活動、そして実現されてきた方々です。その中に前図書館副館長さんと瓢鰻亭店主さんがいらっしゃいます。
私にとっては、日ごろ出会えないような方々との交流、しかも図書館を作る活動をされ、今もなお知的な活動をされている方々のお話しを伺える、貴重な体験でした。お話しはとても楽しく、刺激に満ち溢れていました。
この日集まった年齢層は、40代から80代。80代でとても元気で知的でいきいきされているお姿を拝見し、私もこういう風に歳を重ねていきたいと感じました。皆さん語りがお上手で、思っていた以上に話が弾みました。

お食事の前の自己紹介で

お食事が始まる前に、主賓の前図書館副館長さんからお話をしていただきました。その後自己紹介。私は司会進行を勤めていましたが不慣れなもので、うまく話を引き出すとか、そういうことはできませんでした。
けれども前述のように、みなさん勝手に(笑)いろんな楽しいお話をしてくださるし、自己紹介もとても興味深く、随分助けられました。瓢鰻亭店主さんと事前打ち合わせをしていたときに、「あなたが司会してね」と言われ、「え~経験ないから上手くできるかな」と言うと、「何言ってるの、経験しないと上手くならないのよ」と。全くその通りですね(笑)。

経験したことないこと、できるかどうかわからないことでも、幸運にもお声がかかったらありがたくお受けして、いろんな経験をしてみたい。世界を広げて行きたい。と思っていたことを思い出させていただきました。
若いときは「いえいえ、私なんか無理、できません」と逃げてばかりいた気がしますし、そういう姿勢だから誰も話を持ってきてはくれなかったのですね。
今は経験したことないことなのに、「やってみる?」と言ってくださる方がいることの幸せをひしひしと感じています。これって本当にすごい幸運なのですよね。そういうことに、最近気がついたばかりです。人生の折り返し地点、ますます充実した毎日を過ごしたいです。

話がそれましたが、自己紹介はみなさんとても魅力的。元学校の先生が3人いらっしいました。そのうちのお一人は南米の国の日本人学校で教えていらしたとのこと。出版社で本作りと同時にご自分で執筆されている方、外国で絵のお勉強をされていた方で今は映像(主に撮影)に興味をもたれている方、英語の先生や英語がとても好き、英語を勉強しなおしたいなど、どの方もキャラクターが際立っていて面白かったです。

お食事タイム

ランチ交流会@瓢鰻亭カフェ
ランチ交流会@瓢鰻亭カフェ

今回のランチ会の会場は瓢鰻亭のカフェでした。レンガの床が素敵で、テーブルや椅子は重厚感たっぷり。アメリカ製と聞いた椅子は、1つ持ち上げるだけで精一杯。それにとても頑丈で、何十年使っていてもガタつきがありません。窓から外を見ると緑。エアコンなしでも涼しくて、車の音はなく鳥の声が聞こえる素敵なカフェでした。

お料理は素朴。調味料にはこだわりがあるとのこと。野菜がとてもおいしかったです。私はごく最近になって、やっとかぼちゃ煮が上手くできるようになったのですが、若いころは本当においしくなかった><;そういう経験から、ホクホクでおいしいかぼちゃ煮を口にすることがあると、嬉しくなってしまうのです。カフェのランチでは普段は揚げ物は出さないと聞いていましたが、この日は特別に揚げ物も出していただきました。

食べ過ぎてもお腹が重くならないような、ヘルシーなお料理をいただきました。おしゃべりしながら、みなさんどんどんお箸が進みます。

デザート

瓢鰻亭で販売もしているパウンドケーキが、食後のデザートでした。私はコーヒーをいただいたのですが、とてもおいしかったです。「ん?」というお味。ありふれた味ではなかったです。コーヒーは好きなのですが、詳しくはないのです。それでも味の違いくらいはわかります。ちょっと違ったお味でした。そうそう、お食事の時に飲んだお茶も不思議な味でおいしかったです。聞くと、カフェの裏にある庭で草をいくらか摘んで作ったとのこと。すごい!
パウンドケーキはしっとり。添えられたミントでさっぱり爽やかな気分に。何度かここでパウンドケーキをいただいたのですが、あんなふうに自分の家でも作れたらいいなと思います。私のケーキはいつも手抜きでホットケーキミックスを使っているから、それなりの味にしかならないのは仕方ないですね(笑)

英語絵本の読み聞かせ

お食事が終わった後も、話はつきることがありませんでした。図書館作りの話、教育の話、本の話などなど。予定していた時間に近づいてきたので、英語絵本の読み聞かせをすることになりました。途切れることのないお話しに割って入るのが申し訳ない気がしたのですが。私が持ってきた洋書1冊だけ読ませていただきました。
何もお願いしていなかったのですが、読み終わった後、とても勉強になるフィードバックをたくさんいただきました。絵本の読み聞かせなんて、やり方はいろいろあって、これでなくては絶対にダメということはないと思うのです。けれども経験を積んだ方からのフィードバックは、これからの自分の読み聞かせスタイルを築く上で、とても勉強になりました。

近頃は何か始めるというと、スクールや講座に通ったりしますよね。お金がかかります。しかもお金を出して習いに行っても、悲しいことに自分の意識の持ち方次第で無駄になることもあると思うのです。本気で何か技能を身につけたいと思うなら、お金を出して習いにいくだけではないことがわかるようになりました。私の場合は英語絵本の読み聞かせです。実際英語絵本の読み聞かせなんていう教室はありませんよね。お金を出しても教えてくれるところはないかもしれません。
けれども本気で習得したいと思ったらどうすればいいか、今ならわかります。主体的に動いて実際にやってみること。やって失敗して、そこから学ぶことです。

習いに行くから上手くなるのではなく、自分でやってみるから上手くなるのですね。自分の何ができていないかを把握し、それを克服するためにはどうしたらいいか。それは自分で見つけるのが一番だと思います。今回のように、自分の世界をしっかりと持ち、絵本の読み聞かせ経験の豊かな人にフィードバックをいただけたことは、大変幸運なことでした。ありがたい!と思いました。どんどん新しいことを吸収して、たくさん練習して、いつか「あの人の読み聞かせを聞きたい」と言われるようになりたいです。

終わりに

あっという間に終わってしまったランチ会でしたが、ご出席くださった方が楽しんでいただけたか、気になるところです。企画者としてはね^^;
これからも何かご縁があれば、どなたかをお誘いして世界が広がる楽しい経験ができる場を設けていけたらと思います。

lizards