日本の絵本、英語版

行橋市図書館の洋書レビューです。

行橋市図書館には、洋書絵本がたくさんあります。洋書は読んだことないけれど、ちょっと読んでみたいなと思っても、もしかするとどれを読んだらいいのかわからないとか、初心者でも読めるものはどれ?などの戸惑いあるかもしれない。
せっかく足が洋書の棚へ向かったのに、手ぶらでそこを離れるのはもったいないと思い、少しでも洋書選びのお役に立てればと思い、この洋書レビューを書いています。

めずらしく原作が日本の絵本を手に取った

私はどっちかっていうと、外国の絵本が好きです。多分洋書から絵本の世界に入ったからだと思います。今日はそんな私が珍しく、日本の絵本を手にしました。日本の絵本は日本語で見たいと思う私ですが、今回は英訳の絵本を選びました。3冊ご紹介します。

『One Stormy Night・・・』

まず1冊目は『One Stormy Night・・・』、邦題『あらしのよるに』です。

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総語数1,500

実は日本語版を読んだことがありません。だから原作がどんな感じの言葉使いになっているかはわかりません。今度日本語版を図書館で読んでみたいと思います。英語から先に知って、元の日本語を知る。そういう順序で知ることも、結構楽しかったりします。「えっ?!そんな方言やったんや(驚)」とか、「そんな言い方してたんや^^;」とかね。英語で持っていたイメージが崩れるか崩れないか。うふふ・・・楽しみ。

このお話しは、タイトルでわかると思いますが、ある嵐の夜に起きた面白い出来事、というか出会い。雨でずぶぬれになったヤギが、見つけた山小屋で雨風をしのごうと中に入ります。小屋の中は真っ暗。そこへ誰か入ってきました。誰なのか、全然見えません。風邪をひいていて、鼻が利きません。音だけで相手を探ります。小屋の中は真っ暗なので、始めは誰もいないと思っていた相手。物音でお互いに存在を確認するのです。微妙な会話が繰り広げられます。何が微妙かは、読んで確認してくださいね。

嵐がおさまってきて、夜明け前に二人は別れます。せっかく出会ったのだからと、二人は昼間にこの小屋で再会を約束します。そこでお話は終わり・・・ではなく、続編があるのです。

One Sunny Day・・・

2冊目、その続編というのが『One Sunny Day・・・』、邦題『あるはれたひに』。

YL2.5
総語数1,500

私は続編とか知らずに、こちらの方を先に借りて読んでしまいました。話しの始まりが唐突だったので、始めはなぜそういう設定なのかと謎でした。このお話が続編だと知って納得。その後『One Stormy Day・・・』を読みました。この記事を読んだ方は、ぜひ『One Stormy Day』から読んでもらいたいです

The Mountain of Flowers

あともう1冊は、『The Mountain of Flowers』、邦題『花さき山』です。

YL2.0
総語数718

この絵本、有名らしいですね。残念ながら私は、子どもの頃あまり本を読まない子だったので、知りませんでした。この著者の別の本で、『The Tree of Courage―モチモチの木』というのがあって、こちらは絵を見たら「なんか見たことあるという程度。本を読まない子だっとしても、それぐらい認知しているほど有名ってことです。モチモチの木の英語版も、図書館にあったので、今度借りようと思います。

今日はこっちの「モチモチ」じゃなくて、『The Mountain of Flowers』、邦題『花さき山』のほうです。版画のような絵。背景は黒。この時点で普通なら、私なら読まない類の絵本です。

じゃあなぜ読んだか?というと、1月の「英語絵本の会」に来てくださった方が読んだ本だったからです。きれいな発音で読み聞かせしてくださいました。ぜひ自分でも字を目で追って、自分のペースでじっくり絵も見ながら堪能してみたいと思いました。人をそんな気にさせる読み手ってすばらしいですね。

読んだ感想は・・一言で言うと、なんだかとても「日本」的。日本人が昔から大事にしてきた心の在り方を描いた絵本でした。

次は「モチモチ」を読んでみたいです。もちろん、日本語(原書)も読んでみたいです。どんな原文で、それがどんな英語になっているかを見るのも楽しいですね。

The Tree of Courage(モチモチの木)

読んでいないけど、表紙だけ載せておきます。追記あり

追記 2015年7月に『The Tree of Courage』を読みましたので、以下にストーリー紹介と感想を書きます。

CDつきの本で、英語音声は自然な速さ。主人公のマメタはとても臆病な男の子。夜、外のトイレに行けなくて、おじいちゃんについてきてもらいます。トイレの前にある大きなトチノキが怖いのです。おじいちゃんもお父さんも、とても勇敢で強いのに、どうしてマメタはこんなに怖がりなのかわかりません。ある晩、おじいちゃんが腹痛でのた打ち回ります。驚いたマメタは怖い気持ちはありましたが、勇気を出して外へ飛び出し、医者を呼びに行きます。ようやく医者と共に家の前まで来たときに、おじいちゃんが話してくれたものが見えたのでした。

イラストが版画みたいなのと、夜のシーンが多いためか少し暗いイメージ。マメタの心情、彼の心に感じる恐怖を思うと、たかがトイレとは笑えない。自分の子どものころを思い出せばなおさら・・・^m^ 恐怖よりも大事なおじいちゃんの一大事に、夢中で自分の任務を果たすマメタの頼もしさ、見ていて嬉しくなりました。