昨夜読み終わったKindle洋書が面白かったです。無料でダウンロードした洋書です。
The death of DEATH
タイトルは『The death of DEATH』。今日(9月12日朝)も、0円でしたのでご興味があれば是非ダウンロードを。
「死」をテーマにしていると言っても、オカルト的なものではなく・・・「死」って、私たち人間だけではなく、生まれてきた全てのものが背負う運命。例外なく私たちはみんな、いつか死にますよね。「確率」的なことではなく、「期限」ですよね。命あるもの全てが平等に与えられた大イベント。生の終わり。でもそのシナリオは、千差万別。
死にゆくものだけが、その「死」に満足し、あるいは悔やみ、悲しむのではない。遺されたものもまた、その「死」に対して何らかの思いを抱き、満足したり悔やんだり悲しんだりする。
死後の世界があるかないかはここでは問題ではなく、「死」を通して「生」が生々しく見えてくるようなストーリーでした。最後はとても切ない気持ちになったけれど、同時に安堵感もありました。時々こういう読み応えのある洋書に出会えるのがいいですね。
YL4.0、総語数9,300