子どもと二人で、初めての注連縄(しめなわ)作りを体験しました!
はじめにおことわり
実は私はこの日、別の用事がありました。同じ場所で注連縄作りのワークショップがあったので、私が用事を済ませる間、子どもにワークショップで注連縄を作ってもらおうと思っていました。
始めだけ一緒にやって、後は子どもに任せようと思っていたら、意外に力は使うし工程も初めてなので難しく感じ、とても小学1年生一人では無理だと思いました。それで私の用事が済むまで一時中断し、用事が済んでからまた再開したのでした。夫がいなかったので、撮影が満足にできませんでした。私が作るので精一杯で、工程も上手く把握しきれませんでした。
そういうわけで、初めての注連縄作りは雰囲気だけをお届けすることにしました。また次回、しっかりと先生に取材もしてきちんとした記事を作ろうと思います!
わらを留める
今回は鶴の形をした注連縄を作りました。鶴の翼になる部分に使うわらをゴムで仮止めしました。これは子どもにしてもらいました。全部で5束。
子どもがはさみを持っている向こう側に写っている、短いわらの束がそれです。
わらを編む
わらはもち米のわらを使いました。使用するわらを水で濡らし、木槌でトントンとたたいて柔らかくしました。昔話か何かで見たことのあるシーンでした。
次はわらを編んでいきます。いきなり難易度が高かったので、面食らいました>_<; 長いわらの根元のほうをゴムで仮止めして、編み始める部分は針金で留めました。それから針金で留めたところからわらを3等分して、先のほうに向かって編んでいきました。
編み方は始めに二つをねじり編みます。ここはかなりきつめに編んでいきました。先までいったら、もう一つの束と、同じようにねじり編んでいきました。
きれいに編むコツは、二つの束をねじり編むときに、一つ一つの束もねじりながら編んでいくことです。ここが初めての人には難しいのではないかと思います。先生はなんでもないようにスイスイ編んでいきますが、先生のようにはなかなかきれいに早くは編めませんでした。
両手だけでは足りず、足でわらの根元を踏んで押さえて、両手で編んでいきました。結構な指の力がいりました。これに私がかかりきりだったため、写真は撮れずじまい(涙)。
はみ出したわらをカット
先まで編み終わったら、はみ出したわらをはさみでカットしました。これは子どもでも大丈夫。ここできれいにカットできなくても、完成後にも気になるところはカットできるので、大丈夫です。
針金で締める
翼を一つにまとめる
最初に仮止めをした、鶴の翼5束の真ん中を針金で留めました。その針金を力いっぱいギューっと締めて翼が開いて見えるようにします。始めだけ、どうやってするか先生にお手本を見せていただき、その後自分でやってみました。ここは力任せにギューっと締め上げていけばいいので、簡単でした。
翼が広がるように固定する
写真がないので言葉だけで説明するのは難しいのですが、一つにまとめた翼を、今度は束ごとに翼が広がるように、一束ずつ針金を巻いていきました。ごめんなさい、うまく説明できなくて><; 仕上がりの写真を見てみると、すぐ上の写真よりも翼が広がっているように見えると思います。そういう細工をしていました。
針金を使って形を作る
パーツが出来上がりました。最後に鶴の形にしたら出来上がりです。
長く編んだわらの根元のほうが尻尾になり、先がくちばしになりました。S字に曲げて、翼の部分とまとめました。
仕上げ
鶴の形ができたら、くちばしになるわらの先は赤のビニールテープで留めました。目は黒豆を使い、細い釘をわらに刺して固定しました。
鶴の尻尾や翼に紅白や金の色紙をつけて(写真参照)、その後尻尾と翼の仮止めしていたゴムを外して出来上がりです。
番外編
このワークショップは福岡県京都郡みやこ町にある瓢鰻亭(ひょうまんてい)で行われていました。
この瓢鰻亭には子どもの本の専門店とカフェがありまして、私の用事はここのカフェで友人たちと英語でおしゃべりをする会「ちょっとチャット」というのを開いていたのでした。サークルなどではなく、単に個人的に気の合うもの同士が集まって英語でおしゃべりするだけの会なので開催場所も日程も未定ですが、月に一度ぐらい集まっています。
今回はたまたまこちらの場所を使わせていただくことになりました。すると店主さんからワークショップのお誘いを受けたので、子どもと参加することになったのでした。
ここのカフェはなかなか趣があっていいですよ。寒かったので、薪ストーブを焚いてくださいました。暖かかったです。窓辺のテーブルに座り、おしゃべりの合間にふと窓の外に目をやると、木や草があり、鳥の鳴き声が。車の音は聞こえません。日常に疲れた目と耳を休めるのにもよさそうです。