10月3日(土)、とうとう保育園最後の運動会の日を迎えました。去年の運動会から、ぽこすけが年長組になったときのことを想像しては涙していた私。この日はどんだけ泣くんだろう・・・と思っていました。
お化粧が崩れるから泣きたくないような、でも感情を抑えたくもないような。
最大の関心事は・・・
年長組の親の最大の関心事は、やはり「鼓笛隊」ではないでしょうか。ここの保育園に入園したら、物心ついたころから年長のお兄ちゃんお姉ちゃんたちのきびきびした動き、上手なマーチングバンドを何年も見て、憧れ続けてきた子ども達。
いよいよあなた達の番。かっこいいよ!みんな~!^-^!
というわけで、親達はお昼一番目のプログラムである鼓笛隊をどこから撮影するかが一番の関心事なのでは?と勝手に思っています。うちがそうだった(笑)
2階の中央付近にするか、1階から正面付近にするか、悩みました。結局2階の良い場所が取れなかったため、ダンナちゃんは1階正面から少しずれたところで三脚立ててスタンバイ。私は2階からカメラ撮影。でも記録するだけではなく、じっくり子ども達のパフォーマンスも見たいと思いました。
入場行進に準備体操
ぽこすけのエライところは、行進も体操も全力投球(笑)。手を抜いていません。行進はピンと背筋を伸ばしてひざを高く上げ、手を大きく振って歩いていました。体操も年少組のときとは全然違います。しっかりと身体を動かしていました。
ランチタイム
午前中は、主に3歳未満の子ども達の競技でした。それを見ながら「あ~、やったね~懐かしいね~」。3歳以上の子ども達のかけっこがあり、ぽこすけは4人中3位。ちょっと残念そうでした。
あっという間にランチタイムです。じいじとばあばがもう一人の孫ちゃんの運動会の出番が終わってから、駆けつけてくれました!一緒にお弁当を食べて、ぽこすけはご機嫌さん。この後の鼓笛の緊張ってないのかしら(・・?
マーチングバンド☆鼓笛隊
いよいよそのときです。私はぽこすけを控え室に連れて行き、ユニフォームに着替えるのをお手伝い。めちゃカッコイイ。この保育園の鼓笛隊はとても歴史が長いそうです。詳しくは知りませんが、昔から地元にいる人に聞きました。
冒頭で書いたように、園児達はこの鼓笛隊にずっと憧れていたのです。ぽこすけも同じ。
5月ぐらいから本格的に練習が始まりました。外からプロの先生が指導に来られていました。子ども達全員の適正を見てもらい、ぽこすけは指揮者になりました。
実は鼓笛隊になる準備は年少組からしています。整列すること、回れ右など、号令に合わせて「ハイ!」と大きな声できびきび動く練習を、コツコツと毎日続けていました。そういう基盤があっての5月からの練習です。考えてみれば5-6歳の子ども達に、本物の楽器で演奏させ、その上行進やカラーガード(旗)を振る、指揮棒を振る、ポンポンでダンスをするなど、半年足らずで完成させるなんてすごいことだと思いました。指導してくださる先生方、そして園児達の情熱の賜物です。
私は落ち着かず、じっと入場口を見ていました。すると!きたきたきた!かわいカッコイイ子ども達が~!!
入場してきました。始めに鼓笛隊の紹介があり、その間子ども達はじっと立っていました。子ども達にしたら長い時間だと思うのですが、誰一人動かず、じっと立っていました。すごい。
園歌斉唱のあと、「がんばるそー」「おー」という園児達の声で、はじまりはじまり。
演奏曲は3曲。「史上最大の作戦」「森のくまさん」「RPG」です。演奏は園児と思えないぐらいにそろっているし、音もしっかり出ています。カラーガードを振る子もすごい。みんなきれい。そして指揮者も。みんなすごいすごい!
すべてではないけれど、20分ぐらいの演奏を6分半にまとめてみました。ダンナちゃんが撮ってくれたビデオなので、ぽこすけがメインになっている映像ですが^^; 雰囲気は伝わるかな?
<追記 2015.12>現在はYouTubeの動画は非公開にしています。
落ち着いて客席で姿が見えなくなるまで見ていたかったのですが、お母さんはこの後子どもの着替えをお手伝いしなければならず、終わりかけに1階へ移動。演奏終了し、大きな拍手。先生方の涙。子ども達の安堵とやり遂げたというすがすがしい表情。私はそれを見届けてすぐに廊下へ出て、ぽこすけを探しました。いたいた。笑顔のぽこすけを迎え、「かっこよかったよ!」と声をかけました。パパもビデオを撮り終わってすぐに来てくれて、記念撮影^^
パラバルーンも
鼓笛隊だけでもすごいのに、年長組の子ども達はパラバルーンの演技もしてくれました。さすがに鼓笛隊で鍛えたリズム感。マーチングで鍛えた一体感。さすがの仕上がり。子ども達には緊張はなく、とても楽しんで取り組んでいる表情を見ることができました。本当に子ども達ってすごいですね。感動です。
おわりに・・・で?泣いた?(笑)
泣きませんでした!!
去年も一昨年も、運動会で感動して涙を浮かべていたのに、なぜか今年は泣きませんでした。予想では鼓笛隊を見て号泣。涙でぽこすけが見えなくなるということを想定していたのに。アイラインもにじみにくいものを使っていたのに。
おそらく自分自身が緊張してしまい、ぽこすけに気持ちが同化してしまっていたのかもしれません。ぽこすけには私の緊張が伝わらないよう、隠していたつもりですが、子どもは敏感だから察していたかもしれませんね。
動画には写っていませんが、首の周りに指揮棒を回すシーンがあって、2回のうち1回は指揮棒を落としてしまったぽこすけ。でもそのときの対応がすばらしかったので、褒めました。まったく動じずに落ち着いて続けてくれました。
もともと失敗すると頭が真っ白になって、できるものが全くできなくなってしまうタイプのぽこすけなので心配していましたが、全然大丈夫でした。
家でもそんなことを想定して、何度も何度も「指揮棒落としてもいいんだからね。そのときは落ち着いて深呼吸して、また拾って続けたらいい。落としてワー!と(パニックに)なってしまわないで、落ち着いて何もなかったように続けるのがかっこいいんだからね。」と話していました。
この体験で、子ども達はグッと成長しました。感動をありがとう。