行橋市図書館所蔵の洋書レビューです。今日は語数が少なめで、イラストが素敵な絵本を2冊紹介します。
Big Red Barn
洋書のタイトルは『Big Red Barn』。日本語タイトルは『おおきなあかいなや』。
絵が綺麗で細かいです。ストーリーを読みながら、絵をじっくり見ると、いろんなことに気がつきます。夕方の風景もいい雰囲気。平易な文章なので、読みやすいです。
文はマーガレット・ワイズ・ブラウンです。この絵本の他には、よく知られている『Goodnight Moon』(邦題『おやすみなさい おつきさま』)
『The Runaway Bunny』(邦題『ぼくにげちゃうよ』)
の文も書いている人です。
YL0.7
総語数333
The Story of A Fierce Bad Rabbit
洋書のタイトルは『The Story of A Fierce Bad Rabbit』。日本語のタイトルは『こわいわるいうさぎのはなし』。
ピーターラビットのお話しでおなじみのBeatrix Potterの絵本ですが、ピーターや他のうさぎは出てきません。とても悪いうさぎがでてきます。良いうさぎがお母さんからもらったにんじんを大事そうに抱えていたところへ、悪いうさぎがやってきて何にも言わずに奪ったうえに、良いうさぎを引っかいてしまいます。他のうさぎのにんじんを独り占めしていると、背後から人が・・・銃を持っています。さて、どうなるのか。
ピーターラビットのシリーズの英語は意外と難しいのですが、この洋書絵本はとても易しいのでおすすめです。しかしちょっと怖いので、楽しい♪と思えるかどうかは微妙なところです。
ピーターラビットのお話しで、ぞっとするエピソードをご存知でしょうか。農夫のマクレガーさんが、ピーターのお父さんを捕まえてうさぎパイにしたというエピソード。かわいい絵本でありながら、ときどきギョッとするシーンが描かれています。さらりと流せる人もいれば、怖いと思う人もいます。ここで紹介した絵本のどこが怖いのか・・・それは絵本を手にとって確かめてみてください^^。
YL1.0
総語数140