デイリーヨミウリに、「私の勉強法」というコーナーがあって、英語を勉強して活躍しているよ、という方のインタビューが載っています。昨日は別所哲也さんでした。
英語があったから出会えたこと
私、別所哲也さんは知ってます。でも英語の勉強されていて、アメリカでも活動されているとは知りませんでした。なんでも国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」の主宰者だそうですよ。今年14回目を迎えるそうで、英語を学ばずにいたら、そんな成功はおろか、実現さえ難しかったと話しています。
英文契約書も辞書を引きつつご自分で作成され、事務所をハリウッドのあるロスアンゼルスに設立。その事務手続きも、すべてご自分でされたそうですよ。
あの有名なジョージ・ルーカス監督が、短編映画祭設立当初からの支援者で、今もメールでやり取りされているのですって。別所さんは、そんな大物とメールをじかにやりとりできるのも、英語が使えるからだと話しています。
どうして英語を? 子ども時代の環境
そんな別所さんですが、どうして英語を?と思いますよね。幼い頃から、周りに英語を目にしたり聞いたりすることが多かったみたいです。別所さんのお母様が外国からのエアメールを受け取ると、わくわくしたのですって。
親戚が持っていた英検1級の学習用テープを、繰り返し聞いていたこともあるらしいです。子どもの耳には、英語の音声が「呪文」のようで、聞いていることがただただ楽しかったのだそう。
中学へ進むと欧米のポップスにはまり、大学ではESS(英語研究会)に所属。そうして俳優になり、いつか英語を仕事に活かすことができればいいなと考えていたそうです。そしてそれが実現したんですね。
英語に対し、自信を失ったときもある
順調かと言えば、そうではなかったみたいですよ。日米合作のSF映画のオーディションに受かり、渡米したのですが、オーディションで通用したはずの英語が、撮影現場では役に立たなかったとか。
次第に人に話しかけるのも話しかけられるのも怖くなり、人が集まって談笑していると、自分のことを笑っているのではないかと疑心暗鬼にもなったのですって。
でも2ヶ月が過ぎ、耳が慣れてきたころ、「完璧を目指すのをやめよう。」と思ったとたん、対人恐怖症が吹っ切れたと言います。聞き取れなくても、もう一度言ってもらえればいい。心の余裕が持てたのですね。
気持ちを切り替えることで、能力は変わらなくても自分の言動が変わり、周りもそれに反応して変わってきますよね。そうやって自分で自分の運命を切り開いていく人が、成功という報酬を受け取れるのでしょう。
ちょっとの勇気と、学習意欲と、前向きさ。いいお話でした。
私も前を向いて
私は少し前まで壁にぶつかっていました。でも今、少しずつ前に進み始めています。この記事もそうですが、図書館でまたいい本に出会うことができ、今元気と勇気を蓄え中です。そして今の私に必要なことをたくさん学んで、アウトプットしていきたいです。
1年後、私の人生が変わっているぐらいに。このブログの読者様は、私が本当に変わったら、その変化をリアルタイムに知ることになるのですね。