速読と記憶の関係

速読法と記憶法―情報処理能力を高める技術

こんな本を図書館で見つけました。本のタイトルは『速読法と記憶法―情報処理能力を高める技術』。SRS(スーパーリーディングシステム)というらしいのですが、要は速読法ですね。ただ速く読むだけというのではなく、記憶力も高まると言うのですね。

わかる気がします。私はフォトリーディングをやっていて(といってもまだまだのレベルですが)、それともつながる部分もありました。

この本に書かれていた速読法について、3つのステップが書いていました。それは「入力→処理→活用」。

入力とは読むこと。処理は理解。活用はどのように得た情報を活かすか。この「活用」、私は好きですね。本を読んだりして、新しい情報を得ても、それを何に役立てるのか、はっきり決めていなければ意味がありません。

さて、入力=読むことですが、従来の1行読みではなく、多行読みをするのが速読。一行読みだと、音として内容を理解します。これに対して多行読みは、光の理解と表現されています。

この光の理解に達するには、これまで読書といえば1行ずつ読んでいた習慣をばっさり捨てて、新しい多行読みというやり方を身に付けなければならないのですね。入力して理解した情報を活用することについてですが、活用するためには、なぜそれをするのか、何に役立てたいのかを明確にしなければなりません。そうすることで、実は記憶力・理解力もアップするのです。

記憶法についてもたくさん書かれていました。記憶法、なんと26の技術があるらしいです。一つ一つ書いていましたが、ちょっとこれは読むのも疲れそうな・・・。私はこういうのは苦手だな・・・(と、著者によれば、そういうことでは記憶法を身に付けられないとか・・・苦笑 あったってるし・・・。)

記憶力を高めるには、図式化するといいと書いていました。たくさんの情報を整理して、目でみてわかりやすくまとめる。これってマインドマップみたいなんだけど、マインドマップではない。マインドマップのほうが見ていて楽しいです。情報を整理してまとめると言っても、箇条書きにしたり表にしただけなんて、面白くない。

マインドマップはカラフルで、ただ表にしてまとめただけのものとは違って、もっと立体感があります。という私は、マインドマップをまだ自分で納得がいくほど上手に作れていません。これから書いていく中で、自分なりに発展させていければと思います。

この本の速読法のメインは、訓練です。多行読みをするための目の使い方、記憶力を高めるための指回しとか(なんか聞いたことあるでしょ)。私はそういうの、実は苦手。訓練というのは実際の読書をするのではありません。点を見たり、まとまりのあるのかないのかわからない文字を見たりする訓練です。

一つの訓練が短時間で終えられるから、とっつきやすいっていうようなことを著者は書いていました。でも私にとっては、読書のスピードを上げるための訓練が、読書そのものではないってことが嫌なんです。いくら短時間で終わるといっても、やる気がしないです。むか~し、実は似たような訓練をやったことあるのですが、すぐに飽きてやめてしまいました。

こんな私がはまっているのがフォトリーディングです。これは読書そのものが訓練だし(点を見る訓練とかはしない)、やり方がシンプルで覚えやすい。しかもやってみると、なぜフォトリーディングで本の内容が理解できるかがすぐにわかります。やってみるとわかったんですが、理解できて当たり前>なんですよ。

ご興味のあるかたは、この本をオススメします。

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私はこれを読んで、フォトリーディングしています。これもね~まだ上手くできないのですが、それでも今のところ、目的は果たせているので。今後の目標は、もっと速くできるようになることと、洋書(ビジネス書)のフォトリーディングをやりたいです。

この本の紹介は過去にこのブログでしています。

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