癒し系洋書の定番はコレ!

久しぶりの行橋市図書館所蔵の洋書レビューです。まだご紹介していなかったMr.Putter & Tabbyシリーズが数冊あります。今日はその残っている分の紹介です。私がこのシリーズの著者Cynthia Rylantが好きな理由、まず一つ目はなんでもない日常を、ほんわかあったかいストーリに書きあげていること。二つ目は人間の複雑な心理であっても、とても簡単な言葉で的確に表現する文章力。読むたびに感動します。それでは一気に参りましょう。

Mr. Putter & Tabby Pick the Pears

洋書のタイトルは『Mr. Putter & Tabby Pick the Pears』です。秋になり、庭に実った大好きな洋梨を収穫しようとハシゴに登ろうとしたPutterおじいさん。でも足腰が弱り、ハシゴに登って洋梨を採ることができません。そこで思いついたのが子どもの頃にやったパチンコでした。リンゴを玉にして、洋梨を狙い、ポーン。ところがリンゴ弾は洋梨に当たらずに、庭の向こうへ飛んで行ってしまいます。繰り返すうちにPutterおじいさんは面白くなって、洋梨はそっちのけでパチンコリンゴ弾に興じます。この後のオチがまた、笑えます。素敵なおじいさんです。

YL1.2
総語数809

Mr. Putter & Tabby Run the Race

洋書のタイトルは『Mr. Putter & Tabby Run the Race』です。Mr.Putterは、ネコのTabbyとまったりお茶するのが大好きです。ある日、お隣に住むMrs.Teaberryから、マラソン大会に一緒に出場しようとお誘いが。運動はできればしたくないMr.Putter。ところが大会で上位入賞するともらえる賞品に目がくらみ、出場することに。大丈夫なのかしら、Mrs.Putter・・・

YL1.2 総語数932

Mr. Putter & Tabby Take the Train

洋書のタイトルは『Mr. Putter & Tabby Take the Train』です。Mr.Putterのお隣に住むMrs.Teaberryから電話がありました。また楽しいことを考えたようです。Mrs.Teaberryはよく面白いこと、楽しいことを考えては、Mrs.Putterを誘うのです。今日のお誘いは、電車に乗ることでした。準備をして切符売り場に行くと、なんと犬とネコは乗れませんと言われてしまいます。仕方なく帰宅するのですが、再び切符売り場に戻ります。Mrs.TeaberryとMr.Putterの表情がたまらなく面白かったです。Mrs.Teaberryがとてもチャーミング。

YL1.2 総語数605

Mr. Putter & Tabby Stir the Soup

洋書のタイトルは『Mr. Putter & Tabby Stir the Soup』です。スープが大好きなMr.PutterとTabby。材料を手に入れたので作ろうと思ったら、長年使ってきたコンロに火がつきません。お隣のMrs.Teaberryにキッチンを使わせてもらうことにしました。Mrs.Teaberryは外出するので、犬のZekeが家にいるけれど、あの子はいい子だからね、と言って出かけて行きました。いよいよスープ作り開始。ところがZekeはMr.Putterに構ってほしいらしく、スープ作りが進みません。そのうちに・・・帰宅したMrs.Teaberryの見たものは?!ラストが好きです。スープよりもあったまります。

YL1.2 総語数731

Mr. Putter & Tabby Catch the Cold

洋書のタイトルは『Mr. Putter & Tabby Catch the Cold』です。雪の降る寒い日、Mr. Putterは風邪をひいてしまいます。風邪ひきで寝込んでいた子ども時代の思い出は、悪くないのです。お母さんがベッドまで食事を持ってきてくれたり、大好きな本を読みふけったり。するとお隣のMrs. Teaberryから電話が。初めは遠慮していたMr. Putterですが、次第に要求がエスカレートしていきます。

YL1.3 総語数692

Mr. Putter & Tabby the Fish

洋書のタイトルは『Mr. Putter & Tabby the Fish』です。金魚を飼うことにしたMr.Putter。子どものころから大好きだったのです。ところが問題発生。Tabbyは金魚を見ると、本能が抑えきれなくなるのです。対策を施してもどうにもならず、金魚はお隣のMrs.Teaberryに譲ることになりました。お隣には犬のZekeがいますが、Zekeの反応やいかに。

YL1.2 総語数678

長い間かかりましたが、以上で図書館に入れていただいMr. Putter & Tabbyシリーズの洋書すべての紹介は終わりです。