お金と英語の非常識な関係 上
本のタイトルは『お金と英語の非常識な関係 上』です。この本、ものすごく面白かったです図書館で借りたのだけど、何度も読みたいから購入しようか検討中です。
このタイトルからして、「え?なになに?」って思いませんか?著者の語り口調で(それも面白おかしい感じ)、英語とビジネスのことが語られています。鵜呑みにするかしないか、実際にやってみるかどうかは別としても、私はこの本からすごいたくさんの勇気とやる気をいただきました。
否定的な言葉には耳を貸さない
「そんなこと、できるわけないだろっ」と思ったり言われたりして、自分の可能性を捨ててしまっていないか。偉業を成し遂げたり、いえいえ、そこまで大きなことじゃなくたって、たとえば何か人と違うことや新しいことを始める前には、必ずそれを
否定する人がいます。それは自分自身かもしれないし。
英語をいかに短期間のうちに使えるようになるか、という著者の考えには賛成です。実は私も同じようなことをして、一定時期過ごした経験から、そう思いました。
先日、家に友人が遊びに来たのですが、彼女はバイリンガルです。異国で口論しても、英語だから負ける、と感じたことはないそうです。その彼女に質問しました。「どうやって英語ができるようになったの?」答えはなんとこの本の著者が薦める方法と同じことでした。実は私も同じような方法で、ある程度英語をモノにしました。>
さて、どのような方法なのでしょうか?それは特に変わったことをするのではありません。ざっくり言ってみると、自分が使っているような、あるいは使うであろう内容の英語をただ繰り返し読んで聴いて覚えるだけです。
たとえば今の仕事で使うなら、今の仕事を全部英語に置き換えて、その表現や単語を覚えたらいいのです。覚える、というのは、実は私は嫌いなのですが、覚えようとして覚えるのではなく、覚えるほど何回も何回も何回も何回も見たり聴いたりするのです。
私は外資系企業にいて英語を使っていたと、このブログで書きましたが、当然来る日も来る日も自分の仕事は英語です。延々と繰り返していると、覚えるのが苦手な私でも覚えました。
始めは全く聞き取れないし話せなかったし書けなかったのに、次第に自分の仕事に関係することに限ってですが、英語で理解し、自分から情報発信できるようになりました。
でも日常会話とかそういうのはダメでした。ビジネスの話はできるけど、親しい友人とするような話はできない、という感じ。
はじめはそれでもいいんじゃない?全くできないことからすれば、ものすごい進歩だよ。興味が湧いてくれば、だんだんと世界を広げていけばいい。いろんな話題についていけるようになればいい。そのようなことが、詳しく書かれていました。
この本はそれだけでは終わりません。ビジネスのこともたくさんありましたし、フォトリーディングという、超速で本の内容を理解するテクニックのことも紹介していました。それもかなり詳しく。ちょっとしたフォトリーディングの本よりも、ずっとわかりやすいのではないでしょうか。
私、フォトリーディングに興味が湧いてまいりました。図書館でこの著者の書いたフォトリーディングの本を予約したのですが、予約がすでにあって、手元に届くのはいつになるのやら。
あとはこの本を読んで、英語のビジネス書や、ビジネス雑誌も読みたいと思うようになりました。ちょっぴり自分の世界が広がる予感がします。あ、それから上巻にはCDがついています。著者とウィリアム・リードさんという方との対談が収録されています。著者は英語を話していると、本来の自分のキャラではなくなるようで、「ガイジンみたい」と言われるそうです。
ひさびさに面白いと思える和書でした。