日本語の絵本を英語で読んでみよう

久しぶりに行橋市図書館所蔵の洋書を紹介します。近頃は利用者が、易しくて面白い英語の絵本をリクエストしてくださるために、洋書にあまりなじみのない方でも子どもと一緒に楽しめる洋書絵本が増えてきました。今後、洋書紹介の記事が多くの図書館利用者に役立ててもらえる機会が増えてきそうな予感。そこでちょっと力を入れて、今のうちにできるだけ更新していこうと思います!

Little Mouse Wants an Apple

洋書のタイトルは『Little Mouse Wants an Apple』。
ネズミがりんごの実を軽々と取っていく大きな動物たちをうらやみます。自分にはできないのか・・・。最後に現れた動物で、一気に流れが変わります。原書は日本語。タイトルは『りんごがたべたいねずみくん』。わかりやすい英訳で読みやすいです。

YL0.5
総語数178

The Tree of Courage

洋書のタイトルは『The Tree of Courage』。原書は日本語。『モチモチの木』の英語版です。CDつきなので、うれしいですね!英語音声は自然な速さでした。
マメタはとても臆病な男の子で、夜、外のトイレに行けなくて、おじいちゃんについてきてもらいます。トイレの前にある大きなトチノキが怖いのです。おじいちゃんもお父さんも、とても勇敢で強いのに、どうしてマメタはこんなに怖がりなのかわかりません。ある晩、おじいちゃんが腹痛でのた打ち回ります。驚いたマメタは怖い気持ちはありましたが、勇気を出して外へ飛び出し、医者を呼びに行きます。ようやく医者と共に家の前まで来たときに、おじいちゃんが話してくれたものが見えたのでした。

YL3.4
総語数1,105

日本語の絵本を英語で読む

今日ご紹介した洋書絵本は、2冊とも原書が日本語で、それを英語に翻訳したものです。このような絵本を手に取ったときには、ぜひ原書である日本語も見てみましょう。外国の絵本は文化の違いによるためか、たまに理解しにくい内容のものもあります。けれども元が日本語の絵本ならば、あまりそのようなことはないでしょう。
すでに知っている話を英語で読んでみたり、英語版の絵本を読んでから元になっている日本語の絵本を読んでみると表現の違いがよくわかると思います。

覚えようとしたりする必要は全くなく、本を開いて「ふ~ん」といって閉じるだけでOK。日常的にそういうことをしている間に、いろんなことが吸収できていることに気がつくときが来ると思います。楽しむこと第一に♪ お勉強になってしまうと、長続きしにくいですから。
語学は長続きしてこそのものです。