英語の基礎が学べる絵本 結構笑える絵本だから楽しい

『Maisy Big, Maisy Small』

洋書のタイトルは『Maisy Big, Maisy Small』。日本語のタイトルは『メイシーちゃんのおおきいちいさい』です。かわいいネズミのMaisyちゃんの絵本です。大きい、小さいなどの反対の言葉がどんどん出てきます。これって反対語?というのもありますが、視覚的に意味がわかるようになっているので、子どもと一緒に読んでも楽しいと思います。

『Maisy’s Bedtime』

洋書のタイトルは『Maisy’s Bedtime』。日本語のタイトルは『おやすみなさいメイシーちゃん』です。ネズミのMaisyはおやすみの時間になったので、寝る準備をします。パンダのぬいぐるみを片時も離さない様子がほほえましいです。

このメイシーちゃんのシリーズは、日本語併記のものがあり、英語は平易でわかりやすく、絵がくっきり、色使いははっきりで、小さなお子さんに人気です。お母さんが子どもに読み聞かせる絵本としておすすめです。日本語併記の本であれば、英語が苦手なお母さんでも、子どもに英語を読んであげた後に日本語で補ってあげることも可能ですね。

『Richard Scarry’s Great Big Mystery Book』

洋書のタイトルは『Richard Scarry’s Great Big Mystery Book』。Richard Scarry(リチャード・スキャリー)の絵本で2話収載(The Supermarket Mystery、The Great Pie Robbery)。いずれもミステリーだけれど、どこかおかしくてかわいいです。絵がとてもかわいいので、どんな悪も憎めないのがいい。

Richard Scarryが大好き!という方がいるようですが、絵本を見ると納得できます。絵本にはいろいろあって、数字やアルファベットを学ぶ絵本や、物の名前を学ぶ絵本など、幼児向けの教育的絵本から、短くてシンプルな絵本やちょっと長めの今紹介した絵本のようなミステリーもあります。

全体的には小さな子ども向けの絵本と言えるでしょう。けれどそれは英語のネイティブ向けということであり、英語を学ぶ大人であれば基礎的なことが学べるということです。文化的な事柄も一緒に学べたりして、大人でも意外に勉強になります。大人はいきなり大人向けに英語の勉強の本を手に取ったりすることが多いので、そこらへんの知識がぽっかり抜け落ちているのです。そこが帰国子女などのように幼少時に英語圏で育った人と、日本で英語の勉強をしてきた人との大きなギャップになるわけです。
この両者のギャップは、英語を使うときの「さりげなさ」(と表現して伝わるでしょうか)がまるで違います。言い換えれば、簡単な単語を使いこなしていろんな表現ができるのと、ネイティブだと日ごろ使わないようなコムズカシイ単語を頻繁に使う不自然な英語表現との違い。(余計わかりにくいですか? 笑)

Richard Scarryの絵本は、大人には簡単すぎるかもしれないけれど、英語学習ではなかなか手の届かない領域の知識をしっかり固めてくれると思います。侮れませんよ。ここで紹介したミステリーや、その他のショートストーリは、ただ勉強になるだけではなく、笑えます。大人でも十分笑えます。私はスキャリーの絵本、いつも大笑いしています^0^