永遠の英語学習者からの脱出

やっと行橋市の図書館デビューです。車でわりと近い距離にある図書館。大阪にいた時よりも距離は遠いですが、歩きで20分だったところ、行橋市では車で10分ぐらいに短縮。図書館ユーザーとしては嬉しいことです。しかも雨降りでも濡れない。

行橋市図書館で出あった英語の学習本を紹介します。

大人のための「超手抜き」英語勉強法

タイトルは『大人のための「超手抜き」英語勉強法』です。

この本にも興味深いこと書いていましたよ。英語を一生懸命勉強しているのに、目標レベルになかなか到達できない、英語の勉強が辛いなどのお悩みを抱えていらっしゃる方におすすめです。私も強く同意できる部分、共感できる部分がたくさんありました。「手抜き」とタイトルにありますが、これはよくありがちな「一日10分で英語ができるようになる!」といった類のものではありません。

著者はこれまでの薄く広い英語の勉強方法では、使える英語は身につかないと考えています。それから学習の目的をきちんと定めること。英語が伸びないと悩んでいる人の多くは、この目的が曖昧だったり、間違っているのです。著者のこのような考えの根源は、本書の「おわりに」を読めばよくわかります。

簡潔に言うと、日本人の多くは自己肯定感・自己評価が低いのですが、これが正しい目的・目標設定の妨げをしていることを著者は指摘しています。(詳細は本書の「おわりに」を読んでください。)自己肯定感・自己評価が低いということは、私も他のいろいろな本で目にしてきましたし、自分自身がまさにそうでした。自己肯定感や自己評価が低いことは、その人の家庭環境、養育環境に影響されているようですが、安心してください。そのような大人になってしまったとしても、大人になってから自分自身で軌道修正が可能です。

日本は家庭も学校も、自己評価が低くなる土壌にあるということがいろんなところでも指摘されていますね。この自己肯定感・自己評価が低いとどうなるかというと、自分のやりたいこと、目標、職業選択を間違ってしまいます。間違ってしまうというのは、本当の自分が望んでいないことを自分が望んでいるように思ってしまう。例えば人から認められたいとか、すごいと思われたいとか、そういうことが実は基準になっていたりするのです。

本当に自分が望んでいることか?を自問しても、往々にして私達は「自分自身が」望んでいることではなく、周りの評価を気にした上で「自分がどう見られたいか、またはどう評価されたいか」を自分の望みと思いこんでしまう節があるようです。だから本当に自分が望んでいることがわかりにくいときには、「英語なんてできても大したことない」と世間や周囲が思っても、それでもやりたいと思うか?と考えたらいいと書いていました。その自問の仕方もいいですね(・∀・)

本当の自分は、自分を最大限に活かす道を知っています。何が好きかも知っています。でも自己評価の低さが邪魔をして、間違った選択をしてしまい、しなくてよい努力をしたり、自分に合わないことをすることにより、苦痛を感じるのです。

かつて私もこれでかなり苦しみました。「心の声を聞く」。これは私が本当に自分のやりたいことを感じられるようになったときにしたことです。自分にとって正しい選択、「本当の自分」が進みたい道を見つけることができたらとても楽しいし、ワクワクします。努力とか、苦痛なんて、全く感じません。

そして「手抜き」は、本当の自分が望む道を見つけた後の話です。短期間に無駄なく外国語を使って仕事が出来るようになる著者が実践した方法を公開しています。私も翻訳をする立場上、とても参考になりました。ネットとパソコンを上手く使う方法がいろいろ書かれていましたので、必要な方はぜひお読みください。

ムダな努力は辞めて、ワクワクする英語を始めませんか?永遠の英語学習者から脱出しよう!