丸亀製麺の記事翻訳、講評を読んでみて思ったことは、「いや~日本独特のモノの表現はやっぱ難しいね。」でした。
日本独自のものを英語で表現してみよう
たとえば、「コシのある麺」、「手間をかけたダシの風味」、「釜揚げうどん」を適切に訳すにはどう書きますか?
「コシのある麺」は英語で?
「コシのある麺」とは、うどんの場合、それほど噛まないでのど越しのよさを楽しむ食感を意味するので、
noodles with their full body
と表現できるのだそうです。
ちなみにchewyを使うとちょっと意味合いが違ってきます。chewyはしっかり噛みながら味わうような食感を表現するのに適しています。たとえばステーキなど。
「手間をかけた」は英語で?
「手間をかけたダシの風味」の「手間をかけた」というのは、
made with a lot of time and effortとかcarefully prepared
なんて表現したらいいようです。
「釜揚げうどん」は英語で?
「釜揚げうどん」とは、茹で上がったばかりの麺を汁につけて食べるうどんのことをいいますが、ここを単に「Kamaage udon」としても物足りないわけで、
Kamaage (or literally straight from the pot) udon
というように、ちょっと説明を加えるのがよいらしいですね。このように読み手を意識した書き方を心がけると、うまくできそうです。
目的語が不明な日本文を英文にするときは
あとこの回は、目的語が明らかでない日本語を、英語にしなくてはならない箇所がありました。目的語が明らかでないので、推測するしかありません。
文脈から何を言っているのか読み取って、必要な言葉を加えなければならないのは難しいですね。今回もたくさんすぎるほどの学びがありました。