言葉は心の糧

行橋市図書館にある、多読におすすめの洋書をレビューします。今日は先日に引き続き、人気絵本作家、Leo Lionniさんの絵本です。

Frederick フレデリック

洋書のタイトルは『Frederick』。日本語のタイトルは『フレデリック』です。原っぱの中にある石垣に、5匹のねずみさんがいます。その中の1匹がFrederickです。ねずみさんはみな、冬に備えて食べ物を集めています。忙しそうに動き回っているのに・・・あれ?Fredericだけ、ぼーっとしていますよ。仲間たちに何してるのかと尋ねられます。Frederickはぼーっとしているようで、実は何かを集めているのですって。さて、何でしょうね。

やがて冬が来て、石垣の中で越冬するねずみさんたち。始めは食べ物もたくさんあるし、面白い話にきゃっきゃして、楽しく過ごしていました。ところが・・・食べ物も話のネタもなくなってしまいました。お腹はすくし、寒いし、話もしたくなさそうですね。そんなとき、ねずみさんたちはFrederickが集めていたものを思い出すのです。みんなはFrederickに聞きました。するとFrederickは話し始めました。

私たちは物質に恵まれているだけではだめなのです。もちろん身体を保つため、生きるためには食べるものが必要なことは誰でもわかっています。でも、生きるためにはそれだけではだめなのです。私たちは身体だけではなく、心でも生きているのですね。心にも栄養をあげなくては、元気になれないのです。言葉、そして想像は心の栄養になる。これもいい絵本でした。

YL 2.3
総語数 506

YouTubeで、Fredericの英語版と日本語版を見つけました。

英語版

日本語版