ぽこすけが言葉の教室(療育)に通い始めて、いろんなことがわかり始めました。保育園の先生だけではなく専門家も交えて情報交換することで、ぽこすけが今どんな状態なのかを推測することができるということは、素晴らしいことだと思います。
1対1の会話は上手くなった
言葉の教室では、1対1の会話は上達し、理解力もついてきたようです。ではこれで言葉の理解に問題はないかというと、そういうわけではなく、保育園という同じ年頃の子どもたちが大勢いる中で、きちんと話が聞けて理解できるかは、また違うのです。
保育園の先生に今の様子をたずねてみると、やはり問題ありとのこと。集団に向かって、先生が説明するという、1対多数の場においては、ぽこすけは話が理解できないのか、はたまた別の要因で集中力がそがれているのか、そのあたりはまだ明らかに
なっていません。ちなみに耳の聞こえの検査は正常でした。
集団の中に入るとこうなる
でも言葉の先生と保育園の先生の両方とお話する中で、ぽこすけはストレスを強く感じすぎるタイプらしいことがわかり、しかも「頭真っ白~」な感じになってしまうらしい。確かに家でもそんな傾向が見られます。私に似てる部分が多々あるのですが(苦笑)・・・。それは置いといて。
保育園ではいわゆる「お勉強」といって、幼児雑誌なんかに載っている、これとこれを線で結びましょう、とか、こうやってシールを貼ってみましょう、なんていうワークがあるのです。そういうのができないらしいのです。
先生の説明が理解できていない様子。お手本を見せてもダメ。できる子は、お手本を見てササッとやるらしいのですが、ぽこすけは超マイペース。そんなの無視して、好きなようにやってるのですって。
良い芽、個性は摘みたくない
保育園の先生としてはそれでは困るので、先生が横に行き、1対1で説明すると問題なくできるのだそうです。いい意味で、個性的で型にハマらない創造性を発揮してくれたらいいのですが、やはり集団の中で、ある程度支障のない行動を要求されることもありますよね。社会性というか・・・。今は大事な時期だと思うので。
個性とか自由な発想とかは、家庭で芽を摘んでしまわないよう、注意しつつ。これはとても繊細かつ難しい取り組みですが。保育園や学校では、そこまで個別の対応を期待するのは無理だから。集団の中での振る舞いも、適度に身につけてもらいつつ、のびのびと自分の特性を伸ばしていけるような家庭環境を作るのが親の役目な気がします。
「お勉強」という名の親子コミュニケーション
たまたま週末にふらりと親子3人で本屋さんに立ち寄ったのですが、ぽこすけ用のワークブックを買いましてね。その後、保育園の先生と話して、そういう類のものを買っててよかったと思いました。ぽこすけはすぐに緊張したり、些細なことに気を取られたりして、話を聞き逃したりパニックになってしまうのだったら、家庭内でのワークを日常にもっともっと取り入れていこうかと思いました。
そういうワークに慣れてくると、保育園で同じようなワークに取り組んでいるときに、ちょっとした心の動揺があっても、パニックに陥りにくくなるかな、と思ったのです。最近知能の発達も著しく、今なら言葉も貪欲に吸収してくれるのではないかと。手の動きもかなり器用になりました。以前のように上手くいかなくて、癇癪ばかり起こすこともないし、話もちゃんと聞けるようになっているし。
今が始め時かな~と思ったのですが、先生とも話してみて、やっぱり今がベストなタイミングだったと感じました。ぽこすけに見せてみると、すごいやりたい気持ちがビシビシ伝わってきました。お勉強、なんて言いながら、親子のコミュニケーションタイムですからね。それにシール貼りや、絵を描くことが大好きなので、それをうまく利用して楽しくいろんな練習を、家庭でやる習慣を身につけたいです。
ぽこすけは「お勉強」というと目を輝かせます。多分、お兄ちゃんになった気がするのでしょう。まだまだ本当に短時間です。1回5分か10分ぐらい。座って作業します。私が指示した通り、線を描いたりシールを貼ったりしてもらいます。できたら褒めてあげる。多分ぽこすけは、ちょっとしたことですぐに自信をなくすタイプ。だから褒めて褒めて、自信をつけてもらいたい。
線を描くのが楽しくなるよう、描きやすく、にぎりやすく、折れにくく、手が汚れないくれよんを買いました。筆圧はまだないので、クレヨンがよさそうです。くれよんはコレ。
かわいいクレヨンです。持ちにくい、すぐ折れる、色が薄いなどは、集中して作業する邪魔になると思います。たまたま買ってきたというワークブックはコチラ。
まずはシールブックで座って一定時間集中する練習をします。
昨日やったのですが、とても楽しそうでした。ある程度進んで、ぽこすけも嫌がらなかったらひらがなを遊び感覚で練習してみたいです。
これは紙がツルツルで、書いても消せて、何度でも練習ができます。(注:紹介したくれよんでは表面がつるつる過ぎて書けませんでした。ホワイトボード用のペンなら書いて消せます。)
最近は、めいろ遊びが好きなんですよ。同じ年で4月生まれのいとこにもらったのを気に入って使っています。
こういうワークを通じて、線を書く練習をするのですね。私たちは普段、意識しなくても文字が書けますが、幼児にとっては難しいこと。たくさんマルを描いたり、まっすぐの線を描いたり、ジグザグを描く練習をするのですね。そういう練習を地道に積み重ねることにより、文字も書けるようになる。
将来学校で成績が悪くても、やる気になったときにいつでも自力で学べる力だけは、つけてもらいたいです。ぽこすけにレールは敷かないけれど、自由に飛び回れるだけの力をつけるお手伝いをしたいです。