子どもを英語嫌いにしない11の法則
本のタイトルは『子どもを英語嫌いにしない11の法則』。私も人の子の親として、子どもには勉強で苦労して欲しくないと願っています。だから自分の得意分野であれば、子どもを助けたり教えたりしたいなとは思います。でも、押しつけはいけないと思っています。
私は英語が好きだから、できれば子どもも英語が好きになって欲しいし、一緒に洋書を読んで洋書の話題で盛り上がりたい。だからといって、洋書を読めとか英語の勉強はこうしろということを言うつもりはありません。
ではどうしたらいいのか、と考えると正直なところまだ経験したことないからよくわからないというのが本音。それでもたった一つ、私の揺るぎない信念のようなものはあります。それは、子どもは親をちゃんと見ている。子どもが小さい頃は、親が好きなものに興味を示し、親が嫌いなものはいくらやらせても子どもも嫌がるということ。
子どもが自分で考え、道を切り開いて行ける年頃になったとき、例えば今まで英語嫌いだったとしても、自分の力でなんとかしようと思うことがあるでしょう。私のように。でも、幼い頃から自然と身の回りにあって、自然と好きになったものであれば、無駄な苦労はしなくていいのでは?と思います。
実際無駄かどうかといわれると、世の中に無駄な苦労ってないのだとも思いますが。
そんなこんなで、図書館で借りてきた本『子どもを英語嫌いにしない11の法則』。う~ん、感想はいまいちかな。何となく抵抗を感じてしまいました。それが第一印象。
読んでいくと、ところどころ頷けるポイントはあるのですが、やっぱり著者は塾の先生。結局は「子どもに勉強させるとすると・・・」みたいな視点になってるんですね。
それが間違いであるとは、決して思いませんが、私の教育?方針とは違うので、やっぱり馴染めませんでした。
大人が子どもの芽を摘むような言動さえせず、自然に湧き出る興味をうまく引き出して育ててあげさえすれば、自分でどんどん学んでいくものだというのが、私の考えです。
子供の頃は遊びが学習ですから、いっぱいのびのび遊べる環境を作ってあげたいです。たくさん会話もして、本も一緒に読んで、歌も一緒に歌って。
絶対にしたくないことは、ゲームなど、一人で完結してしまう遊びです。それは多分、大反対して、自分でお給料を稼ぐようになるまではダメ!っていうかもしれません。
できればテレビも将来もずっと欲しくないのですが、もし我が家でテレビを購入することになったら、相当の理由がない限り、リアルタイムで見ることは禁じます。すべて録画にして、自分のスケジュールに合わせてテレビの時間を決めてもらいます。テレビにコントロールされる生活はしてほしくありません。親がまずそれを守るべきなので、旦那さんにも協力してもらいます。
なんでもそうです。親がやらないことを、子どもにやれというのはおかしい話です。私はきっと、そういうふうに子どもを育てて行くと思います。
本から話が大分それてしまいました。小学校卒業までは、英語学習に必死にならないこと、と書かれてあって、それは私も賛成でした。著者は急に英語ができるようになるなどは、絶対にないこと。10年かかると考えるべきだとのことです。母国語でさえ、満足に使えるようになるまでに10年かかることがその根拠のようです。
後半は中学からは英語の勉強頑張ろう、ということで、文法の参考書はこれがいいとか、発音記号は完璧に覚えるとか、いろいろ書いていましたが、そのへんはね~やっぱり私は違和感覚えました。きっと自分がそういう勉強して英語力つけたからじゃないからなんでしょうね。