ひ・み・つ♪なんて書いて、思わせぶりなことしてますが、洋書レビューですよ。今更という感じではありますが、『Secret Garden』読んだのです。かなり前に読み終わっていたのですが、何か知らんけどブログ書く余裕がなくって(汗)。Secret Garden、古典ですが読み継がれているだけあって、やっぱいいですね。
Secret Garden
洋書のタイトルは『Secret Garden』。上の表紙画像は私が読んだ本とは異なります。こちらはかわいい表紙ですね。私が読んだのは、Kindleでゼロ円でダウンロードできる文字だけのものです。(下の画像)
挿絵はありませんでしたが、とても面白かったです。読書家なわけでもない私にとっては、文学作品の特に第1章なんて、それはもう退屈でしゃーないのです。ガマンして読んでいるうちに、いろいろな状況がわかってきて、だんだん引き込まれる。和書だと、だいたいそんなパターンです。ところがどうでしょう。Secret Gardenは、始まりからして私の興味を一気に引きつけました。惹きつけられました。だってね、両親からほぼ育児放棄されたような感じで育ったお金持ちの傲慢・わがまま娘が、部屋に閉じこもっているうちに、屋敷にコレラが大流行なのよ。この尋常じゃない物語の始まりに、誰が退屈を感じるでしょう。
そして屋敷で働く人達、乳母も含めてたくさんの人がコレラで命を落としたのよ。両親もよ!死を逃れた人たちは、みな逃げたのよ。傲慢でわがままな娘は、誰からも気に留められず、心配もされず、助け出されもしなかったなんて、悲劇でしょう?屋敷に命があるものといえば、この娘と蛇1匹だけになったとき、やっと救出されたというくだりではすでに目が離せない状態に。本を閉じれないほど面白いとは、こんな状態を言うのですよね。
さらに、中盤、中だるみがあるかと言えば、そんなことない。これ、すごいでしょう。すごいよね。伯父さんの家に引き取られるのだけど、そこもまた大きな屋敷。伯父さんは全く会ってくれない。お手伝いさん達も、元いた屋敷のように、身の回りの世話をいちいち焼いてくれない。そして・・・この屋敷には何か秘密がある!聞いても誰も教えてくれない。しらを切られる。
そういう謎めいた空気の中、なんと娘は次第に健康的で明るくて聡明で素直な女の子になっていくのです。それは・・・自然のおかげ。そして・・・秘密の庭のおかげ。また、素敵な友達もできて、娘はまるで別の人みたいになってくるのです。そうして屋敷の秘密も一つ一つ明らかになる。最後のほうはもう、感動の涙でした。
この洋書のキーワードはGardenですが、このGarden、ただの「庭」という意味には到底思えないです。もっと深い。人生の案内役だったり、命だったり。生命力の計り知れないパワーを、この物語が教えてくれました。
うちの庭
急に現実に戻りますが、庭つながりの話題。我が家の庭に植物を植えました。プランターに野菜を植えました。まだハーブも植える予定です。注文していて、届くのを待っています。何を植えたかは、まだ今度、ブログで紹介したいと思います。
ところで最近、家の周りの田んぼがどんどん住宅になっていってるんですよ。まだたくさん田んぼはありますが。田んぼが減ったせいか、虫が激減。洗濯物を取り入れても、蜘蛛が家に入ってこない気持ちよさ。それもあって、庭に植物を植える気持ちにつながったのです。虫があまりに多いと、庭に出る気にならなかったもので><; 夜、ダンナちゃんが帰宅時に玄関開け閉めするだけで、ユスリカが100匹ぐらい入ってきていました。(春だけですが)朝、部屋に落ちている100匹あまりの虫の死骸を掃除機で吸うこともありません。毎朝、玄関先で死んでいるユスリカをほうきで掃いて、ユスリカの山を作ることもない。すごいでしょう?あはは・・・(汗)。あまりに虫が多いのも、ちょっと不快ですね。