行橋市図書館の洋書レビューです。今日は3冊紹介しますが、1冊は苅田町所蔵の洋書です。ちょっと距離はあるけれど、隣町まで行って洋書を探すゆとりある時間を持ちたいですね。
『Would you rather…』
この洋書は苅田町図書館にあります。日本語のタイトルは『ねえ、どれがいい?』です。こちらの日本語版は、行橋市図書館にあります。ジョン・バーニンガムの優しい絵が好きです。細い線で柔らかく優しい雰囲気で書かれたイラストに癒されます。
ストーリーはとても単純。どれがいい?といって、究極の選択をせまったり、どれを選んでも愉快な選択というのもあります。うちの子どもに読み聞かせすると、「どれもいや~!」と言ったり、「こっちがいい~」と言ったりして、結構盛り上がりました。
英語はシンプル、短文。読みやすいです。図書館所蔵の本はたしか、ハードカバーでサイズは大きかったです。私は子どもがとても気に入った本だったので購入しました。ハードカバーより値段が安いペーパーバックにしましたが、サイズはハードカバーのようにとても大きくて見やすいです。私が大好きな洋書の1冊です。
YL 1.3
総語数 320
『Elmer and the Dragon』
日本語のタイトルは『エルマーとりゅう』です。行橋市図書館所蔵です。こちらは絵本ではなく、児童書に入ると思います。日本語版だと、読み聞かせとして年長さんから楽しめる子もいるようです。自分で読む本としては、小学校低学年向きの本とされているようです。開いてみるとわかると思いますが、絵本のようにすべてのページに絵があって文字があるのではなく、ときどき挿絵があるチャプターブックと呼ばれる本です。
いつも紹介している絵本と比べると、少し英語のレベル(難易度)は上がりますが、日本語で一度読んだことのある本であれば、難易度はぐっと下がるかもしれません。日本語版は行橋市図書館にあるようなので、まだ日本語版を読んでいなくても大丈夫。2冊借りて並べて読み比べても面白いかもしれません。あまり細かいことにとらわれず、さらりと読むことをおすすめします。
ストーリーに少し触れてみます。この物語は『エルマーの冒険』の続編です。ドラゴンの子どもを助けたエルマーが、ドラゴンと一緒にエルマーの家に帰る途中嵐に合い、ある島に立ち寄ることになりました。そこにはカナリアたちが住んでいました。カナリアの王様が「知りたい病」で苦しんでいるというのです。話を聞くためにエルマーは王様のもとに向かいました。読みやすい英語でストーリー展開が楽しいので、集中すると意外とスラスラ読めてしまう洋書です。
YL 3.5
総語数 7,164
『If you were a bird』
行橋市図書館所蔵です。表紙の画像が見つかりませんでした。古い本だったので、もう絶版になっているのではと思います。図書館では閉架になっているので、カウンターに行って出してもらいましょう。
ストーリーは、主人公の男の子がもしも鳥だったら・・・と考えることから始まり、空想でいろんな動物になっていきます。けれどもいつも何かしら問題が起こります。それで別の動物になってみるのだけれど・・・結局あるところに落ち着くのでした。
英語がとてもシンプルで短文なので、わかりやすいと思います。文字も少ないので、英文がたくさんあるのが苦手と思う人でも大丈夫です。
YL 0.5
総語数 105