思考と言葉の相関

今日はしつこいほどネタにしている、「ボキャ貧われもこ」の話です。何度もご紹介してきた『Instant Word Power』は最後まで終わり、今は覚えきれてない単語を覚えるべく、朝練しています。

高い語彙力と成功には正の相関がある

「高い語彙力と成功には正の相関がある」。この言葉!知らなきゃ損だと思います。そもそもなぜ私が語彙力を身につけたいと思ったかというと、自分が感じたことを自由に表現したいから。この思いは日本語でも同じです。実は日本語もボキャ貧な私。語彙力には相当な劣等感を抱いている私です。それで始めた語彙力強化の朝練です。

Instant Word Power

朝練っていっても、いい加減なものですが。まあ、わかりやすく言えばInstant Word Powerの「復習」です。とにかく飽きっぽいわれもこですから、ずっと同じことばかり続けていると、飽きてくるのです。好きなことは全然飽きないんですけどね~。

そこで朝練に新しく加わったがこの1冊です。上の本と同じ著者の『Word Power Made Easy』。

Word Power Made Easy

この本に、いいことが書いてあったので、紹介せずにはいられません。アメリカ人数千人を対象に行った調査でわかったことだそうです。

高い語彙力と成功には正の相関があるというのです。

アメリカの大学生を対象に行った調査でも、同じような結果が得られたそうです。この本にはこう書かれていました。

なぜ優れた語彙力を持つ人々が、成功を手にするのか。それは言葉は思考のツールだから。

これ、経験的に納得できると思いませんか。どこかで読んだことがあるんですよ↓

「人間は言葉を獲得してから、論理性の高いことや抽象的な観念を理解することができるようになる」という内容のことを。つまり人間は、複雑で難しいことは言葉で考え、理解するということですね。

逆は必ずしも真ならず

ここで、以下のように考えるのは間違いでしょうね。↓

「じゃあ、語彙力をアップさせたら成功する」

↑これは違うでしょうね。成功するためには、他にも様々な要素や資質が必要なのでしょう。成功者に共通した特徴は「優れた語彙力」であることが調査でわかった、というだけのこと。

この調査結果、私はもっともなことだと感じています。言葉は大事です。言葉は自分を説得し動かすだけではなく、他人を説得して動かすこともできるのですから。

自分の語彙力レベルは?

ビジネスにおいて、言葉や文章がいかに大切であるかは、今更書くほどのこともないですね。ところでこの『Word Power Easy』の最初に、現時点での自分の語彙レベルをチェックするテストがあるのです。やりましたよ。

結果が3つ出るのですが、
1. above average
2. average
3. below average

なーんだ。私、平均じゃーん。ムフフ・・・。と思ったら、ブッブー!こんなことが書かれていました。

If you are in the below average or average group, you must consider seriously, whether an inadequate vocabulary may be holding you back.

なんですって?!(驚) 平均レベルでは不十分ですと~! ←考えてみれば当たり前やね・・・この本は「優れた」語彙力を身につけようと主張しているのですから。

でもこれは、今私がアメリカへ渡り、アメリカに住む優秀な人々の中で競争する場合に深刻に受け止めればいいわけで。そんなつもりは全くないので、少しホッとしました。ただ、私の人生のテーマの一つである「楽しむ」ことを考えると、やっぱり英語日本語に限らず、言葉は知ってるほうがいい。

私が若かりし頃、初の海外旅行であり、初の東アフリカ☆ケニアで、英語が全く分からず、十分に楽しめなかった記憶がよみがえります。とても楽しかったのは事実ですが、英語がわかったら、(もっともっともっともっと)×∞ 楽しかったのにな~と思ったのです。

思えばその思いが私の英語の原点やなと思います。

あの当時、初の海外旅行で英語が全くわからないし、恥ずかしいことに英語が怖くて泣きましたからね。言葉はたくさん知っている方が、たくさん感動したり、いろんなことを知ったり、勉強したりできると思います。単に言葉だけ知ってるのでは無理なんでしょうけれど。感動できる豊かな心、知ろうとする好奇心・向上心も必要でしょう。

語彙力が豊富だと、同じ本を読んでも理解度が違いますからね。その後の行動も違ってきますよね。こう書きながら、自分が一番冷や汗を流しています(笑)