私の日課は、朝起きて身支度を終えた後、机に座って今お気に入りの本『Word Power Made Easy』を開くことです。
私のボキャビル本
Word Power Made Easy
本当に少しだけ、時間にすると10分から15分ぐらい。これプラス、前にやった本『Instant Word Power』のおさらいを2語ずつ。
Instant Word Power
『Word Power Made Easy』は、やっと一つの単元(というのか?)が終わったところです。"How to talk about personality types"という単元で、Session1から3まであります。その1単元に、なんと62語も学ぶんです。この本もやはり語源から学ぶというコンセプトは同じ。
一日わずか30分足らずのボキャビルですが、毎日続けると全然違ってきますね。スペルまで正しく書ける単語はそんなに多くはないけれど、単語を見たら意味がわかるものは、約60語のうちほぼ全部。洋書読んでいたら文脈からも推測できるので、ウロ覚えの単語であっても、かなり助けられるんですよ。
それにそうやって物語の中、文章の中で出会うたびに記憶がしっかり定着していきます。このボキャビル本以外で最近覚えた単語が2つあります。私が普段、どうやって語彙を増やしていくか、この経緯を書いたら少しわかっていただけるのではないでしょうか。
私の語彙の増やし方 実例
かなり頻繁に目にする単語なんですが、なぜか私はそれらの単語と相性(?)が悪く、どうしても覚えられませんでした。その単語とは・・・
admit
annoy
admitは、洋書でも何度も目にして、その時は話の流れからなんとなーく意味がわかる、という程度で、はっきりと「日本語ではこういう意味」とか「こういう状況で使う言葉」ということが説明できるところまではいかなかったのです。
ぼやーっとした印象、という感じですね。「admitめ~!はっきり姿を見せろ~」と、いつもadmitを目にしたらそういう感情を持っていました。この私の精神状態、伝わっていますでしょうか?admitという単語がある、ということは認識できているのですね。でも意味がはっきりとわからない状態。どんな場面で使われるのか、言葉の輪郭がはっきりつかめていないというような感じです。
インパクトも重要 admit 場合
この単語が、ある瞬間にものすごい強烈な印象で、私の頭の中に入った出来事が起こりました。大したことじゃないんですけどね^^; 最近はいつも夕飯を作りながら、YouTubeでイニシャルDを見ているのです。それで何かのときに、パソコンの近くまで行くことがあって、そのときにイニシャルDのケイスケさんが画面に出ていて、こんなセリフを言ったんです。
「オレは認めてないからなっ!」(←正確なセリフ再現ではありません。)その時に画面に英語の字幕が出てて、ふと字幕に目をやったときに、admitが!!
おぉ~一瞬で覚えれた!ということがありました。何度か辞書を引いてみたりしたこともあったのですが、それでも覚えられなかったんです。なんでもかんでも辞書を引くほうではない私。相当困ったとき、それを知らなければ困るときにしか、辞書は使わない。辞書を引いて、日本語の意味がわかったとしても、覚えられない。
相当このadmitとは相性悪いなと思っていたら、あっさり一瞬で記憶に刻まれたことは驚きでした。これは、admitという単語があることをすでに認識していたからでしょうね。単語はいきなりスペルまで一気に覚えられるものじゃなく、こうして段階的に覚えていくものかもしれません。
インパクトも重要 annoy の場合
次にannoyという単語。これは多読をしていても、あまり記憶に残っていませんでした。つまり多読で知った言葉ではありません。英会話教室へ行っていたときに、あるとき何度も何度もannoyが出てきたのです。どういう意味かはわからなかったけど、話の流れはつかめていたし、特にそれを知らないからってどうってことなかったのです。
でもまた英会話の別の日にannoyという言葉が出てきました。多分、一人の人がその単語をよく使っていたのでしょう。今から思えば。その後、何度も何度もその教室でannoyが出てきて、私もさすがに何回も耳にするうちに、ぼやーっとイメージがわいてきました。「いい意味ではないな。むかつくとか、イラつくとかそんな感じ?何か嫌な気持ちのことを表現する単語やろな。」
そんな感覚が持てるようになってから、また辞書を引いてみました。辞書を引いても、私はやっぱりそれで覚えるということができません。「ふーん」と思ってそれでおしまい。あまり記憶に残らない。
それではどうして覚えたかというと、先日注文したシンデレラの洋書、覚えていますか?あのタイトルが、“Seriously, Cinderella is so annoying”。それでピーンと来て、覚えてしまいました。
この洋書の表紙の絵と、解説がピーンとくるきっかけでした。表紙、こんな感じです。
解説は、洋書の紹介をしてくれるメルマガ(日本語)に書いているのを読みました(たぶん・・・あまり覚えてない)。いつも私は、自分にとって強いインパクトを感じることに出会ったときに、英単語を記憶に刻んでいくみたいです。普通、記憶に残ることってみんなそうだと思うのですが、私は特に、英単語を単語帳を何度も開いて覚えたり、書いて覚えたりはしないのです。それでは覚えきれないというのが正直なところですが(笑)
英単語 意味もスペルも一気に覚えなくてもいい 楽しさ優先で
私のいつものパターンは、あるとき英単語に出会って、記憶が定着するまでモヤモヤのときを過ごします。「読んだら何となく意味がわかる」という時期を過ごすのです。とにかく「これをいつまでに覚えよう」というのが苦手であり、そう思うだけでやる気が萎えてしまうタイプです(笑)
それでも知的好奇心は大切にしていますから、自分の興味の赴くまま、好きなだけ好きなことを考え、見たり聞いたり整理したり書いたり話したりするのです。するとどんどん知りたい欲がわいてきて、もっともっと楽しくなってきます。だから私は、朝の日課であるボキャビルは大好きです。毎日それをするのが楽しみで、朝4時過ぎに起きられるのですから。
私は昔から朝起きるのが苦手で、独身の時は仕事ない日はいつまででも寝ていられる人でした。でも今は起きたらやりたいことがあるので、起きられます。「これやらなきゃいけない、いやだな・・・」と思うことは、考え方を変えるか、やめるかして、やりたくないことを減らしていくのがいいですね。
そうはいっても大人って、やりたくないことをゼロにすることはできないでしょうから、そこはできるだけ自分の考え方、モノの見方を変えるしかないですね。