行橋市図書館の洋書レビューです。洋書を楽しく読みながら、英語力を伸ばしたい方に活用していただけたらと思います。(注:上のアイキャッチ画像は、行橋市図書館ではありません。)
The Rabbit’s Wedding しろいうさぎとくろいうさぎ
洋書のタイトルは『The Rabbit’s Wedding』。日本語のタイトルは『しろいうさぎとくろいうさぎ』です。うさぎ好きにはたまらん洋書絵本であると同時に、うさぎ好きにはマストな洋書多読本。書店へ行けば、邦訳版も見かけますね。人気のある絵本なのでしょうか。日本語を読んだことのある方は、原書を手に取りやすいのではないでしょうか。
2匹のうさぎさんが登場します。1匹は真っ白なうさぎさん、もう1匹は真っ黒なうさぎさん。(真っ黒といっても、うさぎの尻尾の裏は白毛です。うさぎミニ知識 笑)この2匹のうさぎさん、とても仲良しなんです。朝起きてからずっと二人で、いろんな遊びをします。うさぎの表情がとても繊細に描かれているし、うさぎさんの毛のふわふわ感がよく伝わってきます。
2匹のうさぎは楽しく遊ぶのですが、時折黒いうさぎさんが悲しげな表情を浮かべます。白いうさぎさんは気になってたずねるのですが、黒いうさぎさんは、ちょっと考え事してるだけだよと言います。でも度々そんな表情をするので、白いうさぎさんはまたたずねました。すると・・・黒いうさぎさん、何を考えていたのかと言うと・・・
絵も素敵だし、2匹のうさぎさんの言葉のやり取りがストレートでこれまた素敵。大人が普段軽く見過ごしてしまいそうな、とても単純でシンプルな言葉とピュアな気持ち。時々思い出して、感性を鈍らせないようにしたいものです。ところで私はこの絵本、2005年の9月に一度読んでいます。今回は7年ぶりの再読です。
気になって、当時どんな感想書いているのか、自分の記録をたどってみました。結構粗削りな文章に、笑ってしまいました感想は日本語で書いていますが、それを読むと洋書の内容を思い出したり、そのときの読解力も察しがついたりすることもあります。2005年9月に記した私の感想を読むだけでは、どんな本なのか、さっぱりわかりませんでした(驚)。
でも始めはこんなもんです。記録をつけておくと、振り返ったりしたとき面白いですね。記録は励みにもなりますし、よっぽどの負担に感じることがなければおすすめです。
Yl 1.5
総語数 630