苅田町立図書館の洋書レビューです。易しい洋書を楽しく読みながら、英語力を伸ばしたい方に活用していただけたらと思います。行橋市にお住いであれば、苅田町立図書館の本を借りることができます。詳しくは苅田町立図書館のカウンターでお問い合わせください。(注 アイキャッチ画像は、苅田町立図書館ではなくイメージ画像です。)
Mr. Rabbit and the Lovely Present
洋書のタイトルは『Mr. Rabbit and the Lovely Present』。日本語のタイトルは『うさぎさんてつだってほしいの』 です。女の子がうさぎさんに何か相談したいことがあるみたいです。実は女の子のお母さんの誕生日なのですが、何を贈ったらいいのか悩んでいるのですって。うさぎさんは快く相談に応じてくれました。
うさぎさんの応答、初めから「ん?」と思います。なんだか心理カウンセラーみたいなんです。決して自分のほうから模範解答を言わないで、相手に気付かせる、というやり方。何か女の子が言うと、その女の子の言ったことを繰り返す。それでその先の答えを女の子に見つけさせる、という技法のような感じ。
ところどころ面白いやり取りがありました。関西弁風に脚色してみると、
うさぎ:「○○○?」
少女:「それはさっきゆうたやんか(それは先ほど言ったじゃない)」
・・・<中略・こういうやりとりがあと1回あって>
うさぎ:「△△△?」
・・・<少女が「それはさっきゆうたやんか」と突っ込む前に>
うさぎ:「それはさっきゆーたっちゅうねん!(それは先ほど言いましたね)」
・・・てな感じのやりとり。
「え?漫才ですか?」と思うのは私が関西人だからでしょうか。それとも私だけでしょうか・・・^^;
お話はそういうお笑い系ではなく、きれいなお話です。だって、コルデコット・オナー賞ですもの。ややこしいことを書いてごめんなさい。あまりにツボにきたもので・・・。
YL 0.8
総語数 794