行橋市の市報で募集している「英語の絵本を楽しむ会」ですが、定員倍増したにも関わらず、すぐに満員。いまだにお申込みがあるようです。大人気ですね。企画した者としては、大変うれしいです^^ さて、行橋市図書館の洋書レビューです。
Ghost Tempura
今日紹介する洋書のタイトルは、『Ghost Tempura』。日本語が原書で、タイトルは『おばけのてんぷら』です。
CDが付いているのですが、貸し出しはしていませんでした。この絵本、私は見たことがないのですが、夫が子供の頃よく読んだそうです。いったいどんなお話なのか興味があったので、借りてきました。
うさぎさんが主人公です。このうさぎさん、何よりも食べることが大好きならしいです。食いしん坊さんなんですね。ねこさんのお弁当に入っているてんぷらを見つけて、お味見~なんていって、勝手に食べちゃいます。ま~そうとうな食いしん坊ですね。
すっかりてんぷらが気に入ったうさぎさん。ねこさんに頼んで、レシピ本を借してもらいました。てんぷらの材料を買い出しに行くうさぎさん。おこずかいが無くなっちゃうほど、いっぱい買ってますよ。ものすご食いしん坊やな(笑)
買い物を終えて家に変ええると、てんぷらを作り始めました。当然のように、作っている途中、揚げたての野菜てんぷらをつまみ食いしますよ。「おいしい^0^」って・・・
わかる!わかるよ~揚げたてはサイコーやからね。
てんぷらのおいしそうな匂いを嗅ぎつけてやってきたのは、そう、おばけさん。おばけさん、うさぎさんにみつからないように揚がったてんぷらを次から次へと食べていますよ。気づかないうさぎさん。
すると~~起こった!!アクシデントォ~~!!おばけさん、てんぷらの衣に落ちてしまったんだって。うさぎさん、てんぷらの衣のついたおばけさんをお箸でつまんで、油の鍋に・・・
ギャ~~~
た、たべちゃうの~!?おばけさんを~!?
と思ったら、スルリと脱出、さすがはおばけさん。衣だけの、微妙におばけさんの形をしたてんぷらを、うさぎさんは食しておりました。
もう一つオチがあってね、それは読んでからのお楽しみ。
日本の絵本の英語版ってなんとなく敬遠していたのだけど、面白かったです。ぽこすけにも読んであげようかな。この本は、日本語と英語が同じページに書いています。ちらちら日本語を見つつ読んだら、「ふ~ん、そうやって表現するのか!」という発見もありますね。
YL0.8
総語数 508
たまには・・・書いてみよう☆多読を楽しむコツ
何よりも大事にすべきことは、「楽しむこと」「がんばらないこと」です。英語の勉強になると思って、洋書絵本を手にとって、「あ、これは覚えると役に立ちそうなフレーズ」なんて思って、その表現や単語をノートに書き留めたりしないことです。
読みっぱなしがいいと思います。そういわれても、せっかく目にした「ほ~!」と思えた英語表現を、書き留めたりせずに読みっぱなしにするのは何となくもったいし、せっかくだから覚えたいと思うかもしれません。
けれどもたとえ書き留めたとしても、絶対といっていいほど見返さないし、次にまた新しい洋書を手にとって同じ事をしようとすると、だんだん面倒になって嫌になってしまって、洋書に手が伸びなくなってしまったりするのです。
確かに、きちんとやり続ける人はいます。けれどもそういうことがきちんと継続できる人は、とっくに英語上達してるはずです^^;
私を含め、きちんとノートに記録し、それを覚える努力をすることが続けられない人は、そんなことに費やす時間があったら、読みっぱなしでいいからたくさんの洋書を読んだ方がいい。その中で何度も同じ表現に出会って、実践の中で自然に覚えていけば良いのですから。
胸のときめきが止められないほど、ノートに書いたり覚えたりしたいときは、すればいいと思うけど、「やらなくちゃ」と思うのであればやらないほうがいいと思います^^(きっぱり!)せっかく洋書にご縁があったのですから、ストレスなしで楽しんでいきましょ~~♪