英語アレルギーだったの 第3話

私がどうやって英語が好きになって、洋書を読むようになったかを小説風に書いた連載もの。今日は第3話です。

前話までのお話

第1話 出だしでつまづいた!
第2話 どこへ行っても英語がつきまとう

第3話 怖いもの知らずって怖い

会社でのことや、初めての海外旅行で悔しい思いをして、「英語が話せるようになろう!」 そう決心してから、まず私が向かったのは英会話教室だった。某有名英会話教室。電話で予約を入れた。対応してくれるのは日本人男性。

かたくな過ぎる英語反発心

教室のロビーでその男性が来るのを待っていたら、外国人講師が声をかけてきた。「何してるの?」って英語で言ったと思う。多分・・・。なにしろ英語が全く聞き取れなかったもので。私は日本語で「○○さんを待っています。」と応えたら、英語で言えと英語で言われた。

私はムッとした。なぜなら私の理屈はこうだった。私は心の中で「は?英語がわからないからここへ来てるのに、なんだよ英語で言えって!絶対しゃべらない!いやだー!!」と叫んだ。その外国人講師はその間も何度も英語で言えと言ってきた。無視し続ける私(~~; (こんなにも英語が嫌いで怖くて、反発心強かった)

今から思えば、外国人講師の言うことは当然のことなのだとわかる。英語が話せなくて、でも英語を話したいからここに来ているのだから。しかし私の英語力ではほとんど何も頭に浮かばなかったのと、英語恐怖症とが重なって、何もいえない、いいたくないという、変な意地?金縛り?みたいなものが私を支配していた。(フリーズしてしまうってやつかしら?)

結局一言二言話したのかどうなのかは覚えていない。すぐに約束をしていた男性がやってきたので、そこで外国人講師とのやりとりは終わりになった。

日本人講師で英会話教室スタート

そうして男性に英語のレベルチェックをしてもらい、初めは日本人講師からスタート、それもグループに入るのではなく、プライベートでスタートということになった。

日本人講師は女性でやさしく、日本語で教えてくれた。私は時間が終わっても先生が次にレッスンが入っていないときには1時間ぐらい質問攻めにした。そうしてなんとか英語に対して前向きになってきたころ、英検を受けてみようかと思い始めるようになった。

なんとか英検3級を手にした

そのときには同じ日本人の年下の女の子と二人のクラスになっていた。その女の子も同じく英検3級を受けるという。絶対合格したい!と、試験対策に問題集を買って勉強した。面接対策に、英会話教室で面接の練習をした。

そして無事、英検3級に合格した。24歳のときだった。

それからの私は、英語が楽しくてしょうがなかった。「何か英語に関わる仕事がしたい。」漠然とそう思うようになり、あるとき求人雑誌を見ていたら、ある超大手外資系企業の求人を見つけた。

その会社は学生時代の友人がいるところだ。早速その友人に電話して、どんな会社か聞いてみた。仕事で英語をかなり使うらしいということがわかった。なんでも上司が外国人で、日本語はわからないという。社内文書も会議も英語だという。

何かの間違いが起こってしまった まさかの採用

そのときの私は、なんの躊躇もなく「これだ!」と思い、すぐに履歴書書いた。英語の履歴書も書かなくてはならず、自分で書いたものを、英会話教室の外国人講師に見てもらい、応募した。するとしばらくして、書類選考に通り、次は筆記試験と面接を受けてくださいという連絡があった。

喜んで試験を受けに行き、なんだかわからないうちに採用の通知をもらった。

そうして外資系企業での英語の試練第2弾が始まった・・・。

次回へ続く

次回の英語アレルギーだったの第4話はlinkとんでもないとこにきちゃったかもです。