ザ・マインドマップ
タイトルは『ザ・マインドマップ』。読了しました。前回、フォトリーディングまで済ませていて、あとはアクチベーション(活性化)のステップを残すのみと書きました。予定通り、夜中に30分ほどかけてこの最後のステップも終了しました。
とても興味深い内容でした。マインドマップがなぜ脳の力を引き出してくれるのか。とても興味があったのですが、その答えはこうでした。
脳は未完成のものを完成したくなるものらしいです。たとえば、こういうことありませんか? 途中まで話を聞いて、「あ、この続きはまた今度ね。」とか、「話はここまでしかできない。」な~んて言われると、どうしても知りたくなりませんか?
これって、脳は未完成のものを完成したくなるものだかららしいです。この性質を利用するのがマインドマップ。そして脳は放射思考というスキルをもつものらしく、つまりこれがマインドマップの形式となっています。だから脳に余計な(無駄な)負担をかけることなく、いろんな情報を効率よく取り込み、理解し、記憶することができるというわけです。
マインドマップは、いろんな場面で使えます。意思決定や記憶術としてはもちろん、自己分析にも使え、個人が抱える問題の解決にも力を発揮します。また、対人関係がうまくいかないようなときにも、解決方法を導き出すために使えるようです。仕事などでアイデアが欲しいときにも使えます!
ふーん、でも問題解決って、どうやって?って思いますよね。何か問題を抱えているときの頭の中を思い出してみてください。ぐるぐると思考が回っていませんか? 解決方法が見出せない。そんなとき、負のスパイラルを解いてあげることが解決につながるらしいです。
マインドマップを利用して、情報を整理していく。嫌なこと、良いことは何か。どんな解決方法があるか。いろんな情報をマインドマップを使って整理していくのですって。
ではマインドマップって、簡単に誰でも出来るの?というと、練習が必要です。人は脳が持つ無限の力を、練習によって引き出すことができます。脳は放射思考というスキルを持つと書きましたが、言い換えて脳は「連想マシン」といえばピンと来るでしょうか。
練習というのは、脳の連想マシンを意識的に利用できるようにするため、イメージを連想する訓練です。連想した言葉や映像(絵)を枝を伸ばしながら書き出していく。そういう練習をするとよいそうです。問題解決方法を見つけ出したり、いいアイデアをひらめいたりするためには、パラダイムシフトが必要だそうです。
パラダイムシフトって聞いたことありますか? パラダイムシフトとは、考え方やものの見方が根本的に変わることをいいます。
マインドマップが、なぜ問題解決やアイデア・ひらめきが欲しいときに役立つのかというと、パラダイムシフトが起きやすいからです!マインドマップで膨大で複雑な情報も、一目でわかる形にしておくことによって、それらの情報を再構築・見直しし、創造的に考え、新しい見識を発見することができます。
そして熟成させると・・・パラダイムシフトが起きる!!と、ここまでがこの本を読んでわかったことです。
ここからは読書法について
分厚い本を1時間でフォトリーディングした結果です。これってね~やってみると納得がいきます。ステップを踏んでいくと、1冊の本を3回は通して眺めるわけですね。すると本の構成とかが頭に入ってきます。何がメインテーマなのか、よくわかります。そして、フォトリーディングで最も重要なこと。それはフォトリーディングする目的を明確に持つこと。具体的にです。
知りたいことを質問文として、書き出すことが絶対に必要です。そうすれば、ただ漫然と読書をするよりも非常に多くの学びを得ることができます。でも考えてみれば、何事についても目的を明確に定めることって、とっても重要なことなんですよね。ほんとうに何をするにもです。目的を明確に持つか否かで、結果が違ってきます。これは絶対です!!
だからフォトリーディングのテクニックは、すごい技術ではなく、私にとっては「当然だよな・・・」なテクニックでした。というわけで、私はこのフォトリーディング、必ずできるようになると確信しています。
ところでこの本は、もっともっと詳細が知りたいので、高速リーディングをしたいと思います。高速リーディングは、フォトリーディングの最終段階に行なうものであり、読む速度を変えながら読むテクニックです。すでに知っている内容のところは飛ばしたり、ささっと流して、まだ知らない部分はちゃんと読む、というメリハリをつける読み方です。興味があまりないような部分も飛ばしちゃったらいいですよね。
すぐに始めようと思って図書館に貸し出しの延長をしにいったら、別の予約が入っていて、借りることができませんでした>-<; また予約してきました。
借りてず~っとほったらかしにしていた自分が悪いんですね・・・もっと時間にゆとりを持って本を借りなきゃいけません。