英語がペラペラになりました

英語がペラペラになりました

漫画です。本のタイトルは『英語がペラペラになりました』です。1と2の両方読みました。図書館で予約して借りましたが、何ヵ月も待ちました。人気があるみたいですね。

英語が全然できない著者が、突然英語をマスターしようと思い立ち、留学するところから始まります。いきなり留学ぅ!?留学先の語学学校では、英語を学びに来た各国の友人たちの、わずかな英語力でも物怖じせずに英語で交流しようとする姿に感心する著者。そして自らも友人たちのたくましいサバイバル術をマネて、異国の地でおしゃべり術を磨いていきます。

この本を読んで、英語が身につくということはないと思います。でも、日本人が思い込みがちな語学に対する消極性に気づかせてくれる本だと思います。私は留学経験はありませんが、英語環境で仕事をしていたため、英語を話さなければならない状況に置かれました。その頃私が感じていたことが、この本にも描かれていて、懐かしく思いました。まるで自分を見ているようなところもありました。

留学や、日本にはいるけれども英語環境に身を置くなんてことは、誰もができることではありません。けれど今では留学なんてしなくても英語は習得できるし、留学したからといって英語が習得できるわけでもありません。それでも留学がいいと思われるのは、英語圏に住んで、そこで人と交流し、机でする勉強では学べないことを求めているからだと思うのです。

だとすると、この本を読むのと実際自分が経験して実感するのとでは雲泥の差があるともいえます。でもやはり、全く気がつかない、あるいは知らないことを、このような本で気がつく、あるいは知るということは、それなりに意味のあることかもなぁと思います。知っていることとできることもまた、雲泥の差があることは言うまでもありません。

知ったのなら、あとは行動するのみ。どうやって?それは各人が考えることですね^^