産んでよかった!「高齢出産」
私はどういう出産がいいとか、そういうこだわりはないのですが、「高齢出産」という言葉に惹かれて、図書館から借りてきました。
私も高齢出産 いろいろあった
私は高齢出産の中でも高齢のほうで、42歳で出産しました。初産です。さらに私の場合、妊娠出産時に注意しなければならない持病が3つもあったので、高齢・初産も重なっていることもあり、保健所から助産師さんが定期的に自宅に訪問してくださっていました。こんなとき、自分はこの地域に住んでいて、お世話になっているのだ、ということを自覚しますね。
この本は、高齢出産でもこんなに安全に、楽しく過ごせるのだという内容のことが書かれています。また、いろんな出産方法があることや、高齢の人が特に気をつけなければならない事項についても書かれていました。
私は出産方法については、特にこだわりはありません。1回目は緊急帝王切開だったのですが、2回目も帝王切開でと言われているし。1回目帝王切開でも、2回目は自然分娩したという話は聞きますが、私は前回で体がもたないかなと思いましたので、多分また帝王切開すると思います。
でも今度は緊急帝王切開ではないので、前回よりも楽だと思います。前回は破水しても陣痛が来なかったので、陣痛促進剤を点滴し、陣痛の苦しみも味わいました。もう出そうなんですけど>0<;っていう感覚で、痛みも波で来るのではなく、ずっと同じぐらい痛くて、おしっこも自力で出せなくて、管で何度も抜いてもらって、パンツも自分ではけないくらい痛くて、もう・・・もう帝王切開の説明も耳に入らなくて、署名してくださいって言われても、手が痛みで震えて書きにくかったのを覚えています。
どんな産み方をしても、その人がいいお産だったと思えばいいのだと思います。私は全体的にはよかったです^^ 産後、精神的に不安定になったのですが、夜中に親身に話しを聞いてくれた助産師さん、おっぱいのトラブルのとき、いろいろ教えてくれた助産師さん。たくさんの方にお世話になり、入院期間は体の炎症反応のため、長くなってしまったけど、そのおかげで退院後、母として自信を持って育児ができました。
仕事と出産 同じものさしでは測れない
なんだか本の紹介というよりも、自分の出産の話になってますが。女性にとって、結婚、出産というのは一大イベント。仕事を持つ女性にとっては、考え方によっては障害になるのでしょうが、実際経験してみて思ったことは、柔軟に環境に対応しながら、今の自分に何ができるのかを前向きに考えることが大事だと思いました。
結婚も出産も、そう考えると決してマイナスにはならないと思います。私は長いこと子供がいなかったけど、「子供を持ってやっと一人前の人間になる」、なんてことは全く思っていませんし、そういう考え方は嫌いです。たしかに子育てすることで、いろんな学びがあります。でも子供をもたない人生だって、たくさんの学びを得ることができ、比べてどうこういうものではないと思います。
長い間、子どもはいらない、と思って生きてきたので、子どもを産まない人生を選択されている方のお気持ちも、よ~くわかります。だから私は、子どもっていいよ~なんて、人にすすめることは言いません。いろんな価値観があって、それで世の中面白いのですから。この本に、なるほど、と思うことが書いていました。
仕事を持つ人が子育てで不自由になるとか、そんなレベルではなく、子育ては全く別のステージなのだと。男性社会の効率主義とは対極にあるのが子育て。だから同じものさしでは測れない、というのです。
たしかに。これは私もそう思うし、同じものさしで子育てを考えていたら、もうストレスでおかしくなるでしょうね。私は会社勤めではないので、時間ができたら全部仕事の時間に回したいところです。でも家事もしなければならないし、日々の雑事もあります。何時間自分の時間が持てるか、毎日どうやって時間を作り出すかに頭を使います。と同時に、どうすれば子どもと楽しく過ごせるか、子どもの心と身体が健やかに成長するか、も考えます。
一つのものさしで測ってはいけないのは実感済みです。子育てとお仕事に奮闘されているお母さん、お父さん。私もその一員として、日々奮闘中です。