最新の脳科学に基づいた英会話トレーニング

英語は逆から学べ! ~英会話トレーニング編

本のタイトルは『英語は逆から学べ! ~英会話トレーニング編』です。図書館で予約していた本です。人気あるのですかね、大分待ちました。

開いてみると、第1章と第2章は『英語は逆から学べ!』の内容をまとめたものでした。第3章からがトレーニング編。

このトレーニング編は3つに分かれていて、初めは写真を見ながらCDの英語を聞く。次のパートでは、同じ題材(全部で32あります)の英文スクリプトを見ながらCDの英語を聞く。最後のパートは、日本語が載っています。このトレーニングがこの本のページのほとんどを占めています。今回は読むだけのところはあまりありませんでした。

第1章、第2章の内容は、日本の英語教育は古すぎる、日本語で英語を学ぶのだけは止めよう、文字は後から、耳が先。というような内容でした。

最後に特別付録として、忙しい人のために2週間で英語脳を作るプログラムが公開されていました。DVDを見るらしいのですが、何日目はこれをして、と決められています。読んでみて感じたことは、忙しいといいながら、2週間限定で英語に時間が割ける人でないとムリかな、と。あ、つまり毎日忙しくて、まとまって集中する時間を確保するのが難しい人、たとえば子育て中の女性はちょっと難しいかなと。

1日目はDVDを8時間見るそうです。普通、平日はそんな時間ありませんし、主婦は休みなしなのでほぼムリですね。2ー3日目は1-2時間見るそうです。これもね、2時間も画面の前に座り続けられる人は、限られそうです2週間限定で家事育児を誰かに助けてもらったらできるかな。

サラリーマンで、家事育児は奥様がしてくれるというなら、休暇をとったら8時間のところはなんとかできるのではないでしょうか。8時間必要なのは、1日目と8日目と15日目です。それから「2週間で英語脳」というコンセプトですが、もしも昔の私ぐらいのレベル(英語力ゼロ)だったら、ムリなのではないかな。

2週間でそこそこのレベルに持っていくには優れたメソッドとだとしても、初めからある程度英語の力を持っていないと難しい気がします。日本語を排除するとか、発話練習はシャドーイングを取り入れている点は、同感です。

私もシャドーイングで練習しました。発音矯正には絶大な効果があることは、実感済みです。それにしても2週間はねぇ。もう少しじっくりやったほうがいいと思います。

忙しくても隙間時間をうまく利用したり、30分程度でできることなどを朝とか夜に確保すればいいのではないでしょうか。歩きながらだってできることありますからね。電車に揺られる時間がたくさんあれば、それを利用しましょう。

>私がDVDの欠点を挙げるとすれば、忙しい人はなかなか画面の前にじっと座っていられない、ということです。そのための時間を取ろうとして、何かを犠牲にしたり、無理したり、結局時間がとれなかったりして、疲れたり諦めたり、興味をなくしてしまう人もたくさんいるのではないでしょうか。やる気の問題といわれればそうかもしれませんが、やっぱり気楽に手軽に続けられることを現実的に考えたいです。

目よりも先に耳から!という考えには反対ではありません。むしろ私もそのほうがいいのかな、とも思います。でも、実際目を使うほうが手軽だったり、そのほうが向いている、という人は、別に耳からにこだわらなくてもいいと思います。続けられることの方が大切ですから。

私は楽しいと感じられるかを一番大切にしたいです。そして楽しいと感じられる方法こそ、効果的なのではないかと考えます。私もDVD見たいなぁ・・・。アメリカのドラマ見たいのですけど、まとまった時間がなくって。いつか(子供がもうちょっと大きくなったら?事業が軌道にのったら?旦那さんの仕事がもう少し楽になってお休みがとれて、家のことをもう少し頼めるようになったら?)かなうかもしれません。

なんか辛口になってないかな・・・。でも、英語の勉強本の中ではいい本だと思いますよ。興味深いです。