フォトリーディング 英語勉強法
『フォトリーディング 英語勉強法』を図書館で借りてきました。サブタイトルが『1分間で6万8000語処理できる!』です。なんだかすごいですね。
私はポール・R・シーリィ著『新版 あなたもいままでの10倍速く本が読める』というタイトルの、フォトリーディングの本を読んでから、フォトリーディングを始めました。やればできる方法だと思います。でも、やはり本を読んだだけでやっていると、上達は遅いですけどね。
それでも私はこの本に出会えたおかげで、たくさんの本に出会えて、情報の拾い方も効率的になり、その情報を有効に活用できていると思います。今年はもう一段階、上のレベルに行きたいです。
さて、それでは読んだ本の内容を紹介します。
フォトリーディングという技術を使って、英語を楽に楽しく身に付けてしまおう!というのです。フォトリーディングについて、私はインストラクターでもないし、きちんとお伝えすることはできませんが、私なりの表現をしてみると、「速読とは違った方法により、高速で本の中から必要な情報をインプットする」ということです。
一語一語を目で追って理解していくのではなく、脳の無意識の部分を活用して、短時間で大量の情報を頭に入れていくのです。意識的にこれを行うとムリだと思いますが、実は脳というのは、無意識レベルに驚くべき能力があるらしく、それを使うというわけです。
フォトリーディングの手順自体は難しくないのですが、無意識を活用すること、そしてその能力を信じることが難しいと思います。本当に信じていないと、能力が発揮できないのです。だって無意識を使うのですから。
この本は、フォトリーディングとはこういうもの、ということを丁寧に説明していて、全く予備知識がない人でも理解できるようになっています。そしてこの本の本題である、このフォトリーディングを使ってどのように英語の勉強をしていったらいいか、ということが書かれています。シチュエーションごとに詳しく書いていました。
英語レッスン
自習(単語暗記も)
語学試験・TOEIC
Eメール
電話会議
英語でのプレゼンテーション
ネットワーキング
海外旅行
といった具合に。
フォトリーディングのいいところは、1冊の本全体を反復して見ることです。人は一度で100%理解しようとしても不可能です。でも短時間で何度も反復できたら、時間をかけて1回見るだけよりも、断然頭に残ります。
それから『Teaching Reading as a Thinking Process』の著者ラッセル・ストーファー氏の統計によると、重要な情報というのは全体の4~11%だそうです。これらからも、文字を1語1語読む必要性はあまりないという気がします。
そしてフォトリーディングをするときに、とても大事なこと。それはその本を何のためにフォトリーディングするのか、「目的」を明確に持つことです。その本から何を得たいのか、はっきり自分の中に持つことで、脳は答えを探し出すために力を発揮します。目的が明確でないと、脳は何をしたらいいのかわからない、ということですね。
フォトリーディングについて紹介しきれませんが、この本を読むことにより、自分の無意識レベルでの脳力を信じる気持ちが芽生えることと思います。何もしなければゼロです。やってみてもマイナスになることはありません。時間がない人ほどオススメです。私は速く上達していろんなことに使いこなせるようになりたいです。