スキンケアについて考える

わたくし、長年化粧品の研究開発をしておりました。現在パートの身で在宅勤務しておりますが、化粧品に関わっております。

今までは新しい化粧品のアイデアに興味があったのですが、近頃はもっぱら産後の自分のお肌、そして老いてゆく自分のお肌を、いかに実年齢よりもピチピチに見せるかに関心が移っております・・・。

在宅勤務にて、海外のいろ~んなスキンケア商品のコンセプト、そして同時に中身を見てきて、つくづく「○△○△・・・・」って思うことがあったことも影響しています。

ぽこさんが生まれてからずっと、図書館通いをしているのですが、初めはぽこさんの絵本ばかり借りていたのが、最近では自分の本もよく借りるようになりました。比率はぽこさんと私、半々ぐらいでしょうか。

先日手に取った本はこれ。

アンチエイジングのすすめ―一年で一歳若返る

アンチエイジングのすすめ―一年で一歳若返る

画像がなくてごめんなさい。タイトルは『アンチエイジングのすすめ―一年で一歳若返る』。お医者さんが書いた本です。内容はまぁ、それなり。後半は美容整形的なことが書かれてありました。前半は若さをキープすることについて書かれてあったのですが、特に目新しい知識はありませんでした。借りたのは後半部分に興味があったからです。いえ、自分が整形するんじゃないですよ。化粧品の専門家として、化粧品以外の美容についても、少し知っておいたほうがいいと思ったから。

読後感想は、中途半端だったかなぁ。そんなに突っ込んだ話はなく、全く知らなかったことについて、ちょっとだけ知ることは出来たけど、ちょっとだけ知っていたことについて、深く知ることはできなかったです。

ところで本屋さんで美容に関して面白そうな本を発見。

素肌美人になれる 正しいスキンケア事典

本のタイトルは『素肌美人になれる 正しいスキンケア事典』。皮膚科医が書いています。あと、元化粧品開発者の岡部さんも。岡部さんのHPは、私が現役の化粧品開発者だったころ、ちょくちょく見にいっていたのですが、私の意見に近いことが書かれてあったりして、好きでした。それで本屋さんで見かけて急に興味がわいてきて、衝動買いしました。

今の仕事でちょこっと辞書的に使うこともできるかも。仕事で時々販売員さん用のテキスト作ったりする機会もあるので、使い勝手がよさそうです。

美容関係の本には、「その人流」のスキンケア本がいっぱい出回っていて、何を信じて良いかわからなくなっているどころか、間違った知識を持っている人がいっぱいいらっしゃいます。お化粧品を販売している人であってもです。

私は技術者であったという立場から、どうしても厳密に考えすぎてしまう傾向があって、会社でも正確に伝えなければ、と思っても、難しすぎて?なのか、伝わらないときがあります。そんなときは、誤解を招くリスクを覚悟でわかりやすい言葉で表現
しますが、「本当は○○なんだけどな・・・」ってことがたまにありますね。もちろん出来る範囲で誤解をされない説明はしますけどね・・・。

前は技術者同士で話すことがほとんどでしたが、今はエステティシャンとか販売員さんとか、私が勤めている会社の人(技術者ではない)ばかりです。そしてそういう方とお話して、本当に驚いたんですよ。防腐剤とか界面活性剤とか天然成分、または天然「由来」成分に対して、どんな認識を持っているかを知ったときに。

話が書き始めに思っていたことと違う方向へ進んでしまいました(汗)

肌コンディションは、どの化粧品を使うかよりもどんな生活をするかに左右される気がする

最近は育児であまり自分の美容に時間がかけられないということと、経済的理由により(バリバリ働いてないのでね^^;)使う基礎化粧品とケアを簡素化したのですが、ちゃんとしていた前と、さほど肌の状態は変わっていないということに気がつきました。前と変わっていない、というより、前よりもいいかも(なんとなくだけど)。使う化粧品ではなく、どのようなスキンケアをするか、そしてどのような生活をするかのほうが、肌のコンディション作りに大きく影響しているのではないかと実感しています。

だからお金がなくたって、肌のメカニズムや化粧品の働きを知っていれば、きちんとお手入れできるのです。