子育て本を読んでみました。育児に疲れたときなど、たまに読むと気分転換になるし、勇気とやる気がもらえます。
ママがハッピーになれば子どももハッピーになれる!「子育てストレス」と上手につきあう本
本のタイトルは『ママがハッピーになれば子どももハッピーになれる!「子育てストレス」と上手につきあう本』です。この本、思っていたより面白かったです。
子どもとハッピー暮らす
夫とハッピーに暮らす
夫の家族とハッピーに暮らす
ママ友とハッピーに暮らす
自分自身がハッピーに暮らす
という視点でまとめられています。
お母さんは女神じゃない 普通の人間だから・・・
妊娠、出産、育児と、私は初めての経験なのですが、経験して初めてその大変さがわかりました。
お母さんと赤ちゃんは、生まれてからしばらくの期間は24時間ひとときも離れることがありません。そしてその頃の赤ちゃんは、とにかく泣いて何かを訴えるしかありません。
おっぱい、ミルクは3時間おき。
お母さんは寝る時間もまともにありません。家から出ることもできません。トイレだって、好きなときにいけないのです。
密室で、母と子。寝不足、過労の母は、孤独感、焦燥感、苛立ちやストレスから、やりきれない感情を赤ちゃんに向ける・・・。
十分に有りうる話です。私だって、育児に積極的な夫を持っていても、虐待と紙一重のところで生活しているのが現状です。
してないですよ、もちろん。
虐待してしまうことは、子どもがかわいい、かわいくないとは別の次元なのですね。関係ないんですよ。かわいくないから虐待するのとは違う。お母さんの精神状態、結構ぎりぎりのところにある人が多いのではないでしょうか。それに加え、体もきつい。
私みたいに40歳超えて出産したら、本当に体にこたえますが、若くてもしんどいはず。それに若いと、精神的にもっとつらいのではないかと想像します。
この本には、いろんなお母さんの悩みが載っていました。意外だったのは、保育士さん。職場では子どもたちに腹が立つことなんてないのに、自分の子どもには本気でキレて怒鳴ってしまうというのです。
「そっか~。保育士さんも普通のお母さんなんだね」と思いました。
夫婦の関係 子育てに大きく影響
こんなことも書いてました。「パパがいるときほど、子どもにキレやすくなる。」これは、子どもに原因があるのではなく、夫に不満があるから、それを子どもに向けているだけなのですって。
「なのですって」、て書いてますけど、私も経験ありますし、そういう心理はわかってますが・・・^^;
うっぷんを弱い子どもに向けるのではなく、きちんと、そして冷静に相手に伝えなくてはいけませんね。
私の夫は休みの日は、ぽこすけの相手をずっとしてくれます。そして私にこう言います。「一日ずっと一緒にいたら、何回もキレそうになる」と。
それで私のことを偉いねと褒めて、いつもの私の育児を労ってくれます。
お母さんたちはそういう夫の言葉に支えられて、毎日がんばっているのです。
お母さんがいつもニコニコしていたら、家庭はハッピーですよね。だから旦那さんはぜひ、普段のママの家庭での働きを暖かい言葉で労ってほしいです。
ママだって同じ。パパは早く帰りたくてもお仕事があるのです。家族のために頑張ってくれているパパに、感謝の気持ちをきちんと言葉で伝えたいですね。
仕事で疲れて帰ってきても、家では怪獣が騒いでいます。ご飯を食べさせて、お風呂に入れて、一緒に遊んで、お片付けして、寝かしつけるまで、それはもう大変な労力を要します。
怪獣が起きている間は、怪獣のことが第一優先。食器洗いや洗濯などは、子どもが寝た後か、一人でもご機嫌で遊んでいる間しかできません。
パパは疲れた体を休める暇なく、ママと一緒に分担して家のことと怪獣のお世話をします。
そんなとき、お互いが自分のことばかり考えていたら、絶対にうまくいきません。お互い疲れていても、相手を気遣えるからこそ、いい関係が生まれます。
しんどいのはお互いさま。
自分だけではないから、一緒にがんばろう。そう思って、一緒に家のこと、子供のことをしながら、お互いの仕事についても、理解をしたいです。
譲り合い。これは夫婦の間でも絶対に必要ですね。
子はかすがいという言葉がありますが、夫婦がお互いに思いやりを持てなければ、かすがいどころか子どもがいることで夫婦の関係がおかしくなることが多いそうです。
気を付けたいですね。
キーワードはただ一つ。「思いやり」ですね。
いろんなことを考えさせられる1冊でした。