知恵は人を幸せにする

朝2時起きで、なんでもできる!

本のタイトルは『朝2時起きで、なんでもできる!』です。この本は、早起きのススメではありません。読む前は、早起き、それも2時起きをすすめているのかと思っていました。

内容は早起きがメイントピックではなく、いかに自分をマネジメントして人生を存分に楽しむかのヒントが詰まっています。私はこの手の自己啓発本とか学習本を読む前に、著者の経歴を見る癖があります。この著者は東大大学院卒です。うーん、いつもならここで、妙な偏見を持ってしまうところ、いやいや、学歴は関係ない。内容だ。そう思い直して読みました。

読み終わって思ったのは、やっぱり賢く生きるのに、学歴は関係ないということ。あの難しい大学に入れるほど、勉強ができたから、よほど頭がいいに違いない。自分とは違う世界の人が書いているから、参考にならない。ってゆーのは、違うんじゃないかと。勉強ができるのと、賢く生きるのとは、全く別。

私の「賢く生きる」の定義は、「楽しく生きる」ということ。無駄な争いや揉め事を起こさずに、ストレスなく、変なしがらみにまかれることなく、自分らしさを十分に発揮できて、大切な人たちと上手く、幸せに暮らすこと。

自分一人で生きていくのではないから、自分と一緒にいる相手が両方とも幸せであるべきだと思う。自分の望みを叶えるために、相手に無理を強いるのは違うんじゃないかと思う。もしも双方に期待のズレがあるなら、思いやりを持って話合い、理解し合い、納得しあった上で行動に移せばいいと思う。自分本位だった若い頃とは違い、今は歳を重ねてそういう考え方ができるようになってきました。

この本は、いかにして自分の夢を叶えていくか、そしてそのために他人とどう接していったらいいか、ということについての著者の知恵が詰まっていました。参考にしたいことが多々ありました。

生きる知恵というのは、心豊かに生きるためには絶対に必要だなと思いました。変な固定観念にしばられて、思考が狭くなっているとそれだけで人を不愉快にしたり、自分が不愉快な思いをしたりするかもな、なんて、思いました。価値観の違う大切な人と理解し合うために、これから私はどんなふうに彼らと接していけば、みんなHappyになれるのだろう・・・。最近そんなことを考えることが多くなり、ちょうどいい頃にいい本に出会いました。