蕾菜(つぼみな)という野菜をご存知ですか? 私は知りませんでしたが、知人からいただいたので、初めて料理して食べてみました。以下、蕾菜とは、レシピ、食べた感想などを書きます。
蕾菜とは?
新野菜
蕾菜は中国野菜。それを福岡県久留米市にある園芸の会社が品種登録して、市場に出回るようになった新しい野菜です。「博多蕾菜」という名前で登録したみたいですね。アブラナ科の野菜、カラシ菜の一種です。まずは私がいただいた蕾菜を見てください。
初めて見たときの感想「なんだこりゃ。」(笑) 見たこともない形で、本当に「なんだこりゃ」ですよね。春を告げる野菜だそうで、出荷時期は1月から3月だそうです。そう、いただいた蕾菜はまさに「旬」。旬をいただけるって幸せですね♪
1個の大きさはいろいろです。いただいた蕾菜の中から、小さめのものを手で持って写真を撮ってみました。
スーパーで見つけた!
ちょうど旬ということで、後日スーパーへ行くと蕾菜を見つけました。「博多蕾菜」です。さすがに店内で写真は撮れないので(笑)文章で説明します。上の写真の「小さめの1つ」は、スーパーで見かけたものよりも巨大でした。なんと、上の写真よりも小さな蕾菜が4-5個入って250円ですよ。たっか!(高い)。旬なのにですよ~。え~じゃあ私がいただいた蕾菜は価格にしたら・・・?な~んて、いやらしいことも考えたりして。主婦なので^m^
蕾菜の食べ方
気になる食べ方ですが、万能です。生でも炒めても揚げても茹でてもスープに入れてもOK。
生で
生で食べるとコリコリとした食感に、カラシ菜特有の辛みがあります。いろんな野菜に混ぜて入れると、形が独特なだけにインパクトありますね。小さく切ってもピリッとした辛味がいいアクセントになりそう。
炒めて
上にある断面がわかる写真をみるとわかるように、葉っぱの野菜ではなく中が詰まっているのですが、火の通りはとても早いです。下茹でせずに、適度な厚みに切ってそのままフライパンに入れて大丈夫です。薄く切らないで、5mmぐらいの厚さに切ってもさーっと炒めるだけで火が通っていました。生でも食べられるのだから、ちゃんと火が通らなくてもいいですしね。
厚めに切ると、コリコリした食感が楽しめます。辛みと苦味があるので、小さな子どもには不評かもしれませんが、アブラナ科の野菜だから味も似ています。アブラナ科というと、カブ、大根、白菜、ブロッコリー、ナバナ、高菜、キャベツなど。
揚げて
てんぷらにしても美味しいそうですよ。丸ごとしたいですか?それとも半分ぐらいに切って揚げますか?こちらも火の通りをあまり気にしなくてもいいので、時間がなくてもさっと揚げ物を終わらせることができていいですね。
茹でたりスープに入れたり
茹でてマヨネーズつけて食べるのも美味しそう! スープに入れてもいけそうですね! カブを入れたり大根を入れたりするのと同じ感覚。小さく切っても大きく切ってゴロンと入れてもいいですね。
我が家の蕾菜料理
たくさんの蕾菜をいただいたので、3人家族では一度で食べきれず、二日に分けていただきました。
1日目 炒め物
初日、まずは炒めてみました。蕾菜を料理するために特別に他の材料を買い足したりせず、家にあるものだけで作ってみました。週に一度しかスーパーで買い物をしないのと、買い置きが少なくなってきたところだったので、あまりたくさんの材料がありませんでした。それでもなんとかなり、食べてみると「おいし~い!」。
炒め物に使った蕾菜の量は、これくらい↓ 3人分です。少し残るぐらいでした。残った分は次の日の朝ごはんのおかず。
5mmぐらいの厚さに切って、中華なべで炒めました。
この日、冷蔵庫にはお肉類はささみしかなく、野菜はあまり残っていませんでした。その時冷蔵庫にある野菜を少しずつ混ぜて八宝菜風にとろみをつけた蕾菜炒め。適当な料理ですが、蕾菜の食感のコリコリがちゃんと残っていて美味しかったです!ほんのり苦味と辛みがありました。ぽこすけは「辛い」と言って、緑の葉っぱの部分しか食べませんでした。
2日目 揚げ物 子どもにおすすめ!
最近揚げ物が多いのに、また揚げ物(笑)。子どもがいると、どうしてもそうなっちゃいます。サクッ!パリッ!という食感が子どもは大好きですよね。そういう食感が作れるのは揚げ物。味と同じぐらい、食感は大事ですね。
今回は蕾菜のてんぷらを作りました。実はてんぷら作りが苦手な私。衣がどうもうまくいかない。だったらレシピを見てすればいいのに、また適当にやってしまって、案の定、綺麗な衣が作れませんでした(涙)。けれどお味はとても良かったです!苦味がかなり消えていて、ぽこすけも美味しいといって食べてくれました!小さなお子様には、てんぷらがいいかもしれません。
購入時に見るポイントと保存法
スーパーで蕾菜を買うときに、新鮮なものを見分けるときのポイントと、家での保存の方法について簡単に説明します。
購入時 鮮度の見方
艶のあるものが新鮮です。葉の緑色の部分が鮮やかなほうが新鮮で、茶色くなっているものは古くなっているかもしれません。根元の切り口は白いものを選ぶといいそうです。
蕾菜の保存法
数日内に使う場合には、乾燥しないようにビニール袋へ入れて冷蔵庫へ。大量にあって、長期保存が必要なときには、塩茹でした後水気を切り、適当な厚さに切って冷凍保存します。塩漬けも可能です。
「購入時に見るポイントと保存法」は、旬の食材百貨 蕾菜(つぼみな)の選び方と保存方法を参照しました。
おまけ☆今回の蕾菜 生産者
いただいた蕾菜を育てている方を紹介します。ただの農夫ではないところが面白いのです。何が?は後ほど明かします。まずは畑の写真から。
おいしい野菜をありがとうございます!作業をしている姿を生で見たことはないのですが、こうして時々写真を送ってくださいます。いただく野菜はとても美味しくて、作業を見ていなくても愛情たっぷりに育てていらっしゃるのがわかります。
こんな感じで楽しく作業されているのですね。ぽこすけはトラクターや田植え機など、農作業に使う車も大好きなのです。家の周りの田んぼで見かけると、興味深そうにじーっと見つめています。いつか乗る機会があったら喜ぶだろうなぁ・・・。
さて、ただの農夫ではないという意味ですが、なんとこの方は生け野菜(? 笑)もされています。生け花ではなく生け野菜・・・。もうちょっとマシなネーミングがあればいいのですが、思いつきませんでした(汗)。
以前このブログで紹介したことがある、生け野菜の方です。とんだことを思いつく方ですね。年齢を重ねてもこんな遊び心を持ち続けることは素敵なことです。そのときのブログはこちらクリエイティブに生きる人々。