7月26日(日)、二度目の工房での作業でした。この日は午前中だけ、カンナがけをしました。前回、木材をだいたい寸法に合うようにカットしました。それからカンナを少しかけました。けれどもきっちりと寸法を合わせたわけではありませんでした。きっちりと決めた寸法に合わせるためにカンナをかけますが、今日だけでは終わらなさそうです。かなり大変なカンナがけです。
作業台のセッティング
いいお天気になりました。工房につくと、作業台には木材とカンナが用意されていました。さっそく作業開始です。まずは台に置かれたカンナと木槌に心の中で「お世話になりま~す」と言いました。
ダンナちゃんが端材とクランプを使って、カンナがけできるようセッティングしていきます。削る木が動かないように、しっかりまわりに木を固定していきます。
さて、作業台準備完了。これからカンナがけです。ところが作業台は一人分の作業スペースしか作っていなかったので、一人しかカンナがけできない。これは時間がもったいないかなと思い、急遽、反対側に同じように端材とクランプで作業スペースを作りました。(ダンナちゃんが 笑)それで2人同時にカンナがけできます。さあ、今日の午前中でできるだけ進めるんだ!
カンナがけ
いきなりカンナで削り始められるわけではなく、まず刃を調整しなくてはなりません。ちょっと削ってみて、削れ方を見て木槌でカンナの刃の背側をトントントン。上の写真がその作業中の様子です。結構細かい作業です。私は見学者(笑)。さぁ、いい感じで削れ始めたので、作業開始。
ダンナちゃん、大分慣れた様子で削っていきます。ぽこすけもやりたくなって、作業台にやってきました。
助っ人になれるか、私(爆)。カンナって結構重いのです。普段キーボードしかたたかない私ですから、木と金属でできた物を持つと重いのです。片手で持つだけで精一杯のカンナで木を削るって・・・。思った以上に重労働。すぐに手がつりそうになって、いやその前に感覚がなくなってきて、一休み。もしくは休む合間に削る?!そんな感じでした。
さらに悪いことに、私が削るとボコボコになる・・・。幸い3-5mmぐらい削らなければならず、私はボコボコになっても大丈夫な初めの部分だけ削りました。ある程度削れてきたところでダンナちゃんに変わってもらい、表面を滑らかにしていきました。
今改めて自分の写真を見ると、腕力ないのに腕の力で削ろうとしているような体勢。ダメだこりゃ(苦笑)次はそうならないようにしよう。
寸法あわせ
今日のカンナがけは、寸法どおりにすること。そのようにして寸法どおりに削っていくかというと、当然木材の今の寸法を測ります。それでどれだけ削ればよいかがわかりますね。図るのは下の写真の道具を使いました。「スコヤ」というそうです。
さらにそれぞれの寸法を測ったとしても、実際やってみて本当にきっちりぴったり思った寸法になるかはわかりませんよね。経験浅いし。長い木材をまっすぐに削ることだって難しい。それで同じ寸法の木材を2本あわせて、同じ寸法に合わせていくようにしました。これはダンナちゃんがやっていたことで、このようにするものなのかは知りませんけれど。でもコレなら寸法を合わせやすそうです。
今日の工房
私があまりに役に役にたたないもので・・・カンナの作業をしつつ休みつつ、ぽこすけのお相手をしていました。ぽこすけはセミが見たくて仕方がなく、一緒に工房の回りにある木を見て歩き回りました。セミの声はすれど、姿をなかなか見つけることができません。工房の横にある畑の脇に咲いている花に蝶々が来ていました。ぽこすけと一緒に観察しました。ストロー見える?と聞くと「見えたよ!」と嬉しそうでした。
適度に田舎の行橋に移り住んで、ぽこすけは自然を体験、観察し、生命の営みを理屈ではなく身体で感じることができているのかなと思いました。とても大事な学びです。