行橋市図書館の洋書レビュー。しばらくご無沙汰していたコルデコット絵本の紹介です。とうとうコルデコット絵本、全16冊のうちの最後の2冊になりました!
『An Elegy on the Glory of her Sex MRS MARY BLAIZE』
まずは1冊目、洋書タイトルは『An Elegy on the Glory of her Sex MRS MARY BLAIZE』、邦題『女の誉れ メアリー・ブレイズ夫人に捧げる唄』。
Amazonでは見つからなかったのですが、無料で読めるサイトがありますので、そちらのリンクを貼っておきます。コルデコットの挿絵も見ることができます。Project Gutenbergという著作権切れなどの作品を無料公開しているサイトから、An Elegy on the Glory of her Sex MRS MARY BLAIZEを読んでみてください。イラストもすべて見ることができます。
表紙だけ見たいという方はこちらをどうぞ。コルデコットの絵本というサイトから拝借。
『An Elegy on the Glory of her Sex MRS MARY BLAIZE』表紙
YL3.5
総語数179
邦題『女の誉れ メアリー・ブレイズ夫人に捧げる唄』。質屋の夫人を悼む街の人。その人はどんな人だったのか、「彼女をほめる人からほめ言葉を望まない」(自分をほめてくれる人からほめて欲しいとは思わないという意味)とか、「貧しい人たちには親切で、担保を置いてくれれば喜んで貸す」とか、「悪いことをしているとき以外は悪巧みはしない」とか、そういったピリッと辛味の効いた面白い表現でつづられています。細かい顔の表情まできちんと描かれているので、絵をじっとみるのも楽しいです。
日本語で書いていても、このようにややこしい表現なので、英語となるとちょっと理解に苦しむところがあるかもしれません。あらかじめ嫌味なことを言ってるんだなとわかって読めば、理解しやすいかもしれません。
『The Fox jumps over the Parson’s Gate』
2冊目、洋書タイトルは『The Fox jumps over the Parson’s Gate』、邦題『キツネが牧師さんちの門をとびこえる』。
Amazonでは見つからなかったのですが、無料で読めるサイトがありますので、そちらのリンクを貼っておきます。コルデコットの挿絵も見ることができます。Project Gutenbergという著作権切れなどの作品を無料公開しているサイトから、The Fox jumps over the Parson’s Gateを読んでみてください。イラストもすべて見ることができます。
表紙だけ見たいという方はこちらをどうぞ。コルデコットの絵本というサイトから拝借。
『The Fox jumps over the Parson’s Gate』表紙
YouTubeでもこの絵本にメロディがついているのを聞くことができます。こちらもおすすめです。雰囲気が楽しめます。
YL1.8
総語数242
邦題『キツネが牧師さんちの門をとびこえる』。狩りで追い立てられたキツネが、神父さんの家の門を跳び越えて逃げまわります。結婚式の最中だった神父さんは式そっちのけで狩りに加わります。けれど獲物を逃してしまします。ともあれ、ジョッキで乾杯。陽気な人々。イラストをよく見てみるといろんな発見があります。たとえば馬の背中にまたがったキツネはいったい何を意味しているのか?考えると面白いです。
コルデコット絵本の過去記事リンク集
コルデコット絵本 『The Babes in the Wood』
紹介しているコルデコット絵本のタイトル:
『The Babes in the Wood』
紹介しているコルデコット絵本のタイトル:
『The House that Jack Built』
紹介しているコルデコット絵本のタイトル:
『Hey Diddle Diddle and Baby Bunting』
『The Mad Dog』
『Sing a Song for Sixpence』
『A Frog he would a-wooing go』
紹介しているコルデコット絵本のタイトル:
『Come Lasses and Lads』
紹介しているコルデコット絵本のタイトル:
『The Diverting History of John Gilpin』
『The Farmer’s Boy』
紹介しているコルデコット絵本のタイトル:
『The Great Panjandrum Himself』
『The Milkmaid』
紹介しているコルデコット絵本のタイトル:
『Ride A-Cock Horse to Banbury & A Farmer Went Trottin Upon His Grey Mare』
『The Queen of Hearts』
『The Three Jovial Huntsmen』