ほぞ組加工、まだまだ続いております。前回記事更新より、かなりの時間が経過しています(汗)。釘やビスを一切使わない棚をダンナちゃんが設計したために、嫌になるほどほぞ穴を開けなくてはなりません( ;∀;)。前回は角のみ盤がないために、どうにかして他の手段でラクにほぞ穴があけられないか、ルーター、ドリル、ボール盤などで試行錯誤しました。
https://woodwork4family.net/joint-processing-2-shelf/
そんなほぞ穴地獄の作業も、いよいよ終わりが見えてきました!実は今回の記事、工房での作業2日分をまとめています。いつもは一日作業したら、記事にしていました。けれどもほぞ穴加工に思った以上に時間がかかったため、2日分の作業を記事にすることになりました。
ほぞがほぞ穴に入るかが気になる
1日目の作業日は11月19日。前回の記事で作業したのは9月18日でした。ほぼ2か月も放置していました。仕事が忙しく、工房に来る時間がなかなか取れなかったことが主な原因ですが、行くとまたほぞ穴かぁという気持ちもあって、2か月も経ってしまったのでした。
久しぶりに工房へ行くと、原さんが私たちのために角のみ盤を借りてきてくださっていました!\(^_^)/ヤッタ~!今日は楽ができるぞー!!急にやる気が出てきました。
さっそく作業開始です。ところが前回はどこまでで終わっていたっけ~?と思いだすところから始めなくてはなりません。あまり長い間が空いてしまうと、そういう時間のロスがありますね。ようやく思い出して、作業開始。
一番の気がかりが、前回までに作ったほぞ穴とほぞがはまるかどうか。時間が空くと、どことどこをはめるのかすら、怪しくなってくるのです。素人ですから。ほぞ穴とほぞの組み合わせが違うとはまらないので、図面とにらめっこして思い出しながら確認するダンナちゃん。
ちょっとした間違いが起きたのはこの後。最初はほぞ組をちょっとはめてみようという気持ちだったのが、なぜかボンドで止めてしまったのですよね。焦る気持ちが止められなかったのですね~(笑)。気が付くと「あ、止めちゃってた(汗)」。まだほぞ穴開けるところあるのに・・・。
角のみ盤でほぞ穴加工
やっちまったことをいつまでも気にしても仕方がないので、さっそく角のみ盤を使ってみました。
ほぞを組んでしまったけれど、作業は大丈夫そうです。スイッチを入れる前は、カメラを構える私も緊張します。
おぉ!ええんちゃう?やっぱり綺麗に仕上がります!
は・・・速い!綺麗で速い!!やっぱ角のみ盤ええなぁ。
角のみ盤のおかげで、私たちに余裕の空気が漂い始めました。「今日は楽勝や~」ということで、私たちの横でミニ四駆作りをしているぽこすけの様子を覗いたダンナちゃん、手伝い始めました。
その後、最近ダンナちゃんとの写真撮ってないよね~といい、ヘラヘラと写真撮影に興じていました。
そして何気にさっき仕上げたほぞ穴を眺めていると・・・ん?なんかおかしい。
エェ~!!(;´Д`) ち、違う!ほぞ穴開けたらあかんとこに開けてる!と気がついた私たち。さて、どうする。
余計な所にほぞ穴を開けてしまったときの対処
酔工房でデスク作りを家具職人さんに教えてもらった記憶をたどりつつ、やり直しで確か穴をふさいだことがあったなぁと思いだしました。それと同じ要領で、木で穴を塞いでしまおうということになりました。見た目は良くないかもしれないけれど、穴を開けたままにしておくよりは良いだろうということで。
まずは不要の木材をほぞ穴の大きさにカットして、穴に叩き込みます。次に飛び出た部分をのこぎりでカット。上の写真はのこぎりでカットした状態です。この後、さらに表面の高さを合わせて滑らかにするために、サンダーを使いました。
丁寧にサンダーをかけて、これぐらいの仕上がりが限界。2つ余計な穴を開けてしまったので、2回同じことをしましたが、下の写真は2つのうち、綺麗に仕上がったほうです。
この日の作業はここまで。ほんとに何をやってんだか(笑)。こんな失敗をしなければ、もっと先に進めていたのに・・・。悔やんでも仕方がありません。巻き戻せないのですから。次回はがんばろー!ということで、いったん終了。
角のみ盤無きほぞ穴作り
続きの作業をしたのがなんと年が明けて1月28日!また2か月以上開いてしまいました。前回どこで終わったのか、思い出すのが大変でした。前回11月19日は寒く、ストーブを出してもらっていたのですが、この日は厳寒。ストーブがなければ凍死していたかも(少なくとも私は 笑)と思うほどの厳しい寒さでした。
それでもやるしかありません!この日もまたほぞ組加工です。でももう、そろそろ終わりにしなくてはと、私もダンナちゃんもこの日は決死の覚悟。この寒空の下、それほどの覚悟で作業を開始。
でももう角のみ盤はなかった・・・。借り物であったために、まさか次にいつ来るかわからない私たちのために、そんなに長い間借りっぱなしはないだろうと予測していましたが、聞くまでもなく角のみ盤様の姿がなかったので、しかたなくのみを研ぐことから始めました(ノД`)シクシク
ぽこすけは今日もミニ四駆の改造をするために道具一式持ってきていましたが、時々手伝ってくれました。パパと一緒にノミを研いでいます。今日の作業はノミの切れ具合にかかっている!
ノミを研ぎ終り、ダンナちゃんはほぞ穴を開ける場所を決めたのち、ノミ一本でほぞ穴を掘り始めました。ノミの切れは良いらしく、作業ははかどっているようですが、ノミだけだと深さがなかなか出なくて時間がかかっていました。
家族総出でノミで掘るも、らちが明きません。私も写真を撮るばかりではなく、ノミを持ってコンコンたたいては穴を掘っていました。しかし掘れども掘れども均一に15㎜の深さを出すのは大変><;
そこでダンナちゃんは、自分の車の中に仕事で使う工具一式を持ち出して、インパクトドライバーに木工用ドリルビットで欲しい深さまで穴を数か所開けました。その後ノミで角などを整えていきました。
ノミだけでやるより、すいぶん楽でした。すると、工房の原さんが良いものを貸してくださいました。角のみのビットです。
上の写真の様に、ほぞ穴の角の所にビットを当ててかなづちでトントン叩いてみると、意外と掘れる!
切れ味もよく、ほぞ穴の角が綺麗に仕上がります。角のみのビットなら本体よりも安いだろうから、角のみが手に入らない時は、こういう方法もありだと思いました。
先のインパクトドライバーで穴を数か所開けておいて、4つの角を角のみのビットを使えば綺麗に速く仕上がりました。
ほぞ組完成!ボンドをつけて組み立て
やっとほぞ組加工がすべて終わりました!長かった!!さっそく組み立てです。
ぽこすけがボンドを塗るのを手伝ってくれました。
今度もちゃんとほぞとほぞ穴がはまりましたが、今私が気になることは、横に入る木(桟)に加工しているほぞが、両端に来る脚のほぞ穴にまっすぐ入るかです。大丈夫かしら?心配する私に、ダンナちゃんは「大丈夫よ」と余裕。
ほら、穴には入るし、穴の位置も左右で合ってるから大丈夫!なのだとか。
ルーターで棚板をはめる溝を掘る
ほぞ組加工が終わったら、次は棚板をはめるための溝を掘ります。溝を掘る道具はルーターを使いました。
まずは冶具作りから。溝は歪んだら棚板が入らないので、まっすぐに掘るためにも冶具作りは頑丈に。初めはルーターの進む道の両端に木材を添えていました。
一度溝を掘ってみた感じで、ダンナちゃんは左右に木材を当てなくても片方だけでいいというので、片方だけ木材をあてて溝を掘りました。
溝はこのように入りました。
実は私、2次元の図面をみて、それを3次元的に把握することが大の苦手です。だから図面を見ても、その上説明をしてもらっても、私には溝をどのように掘って棚板をはめ込むかがわかりません。
ようやくその段階に近づいたということで、実際に構造の一部を作って見せてくれました。
写真で縦向きに立っているのが棚板です。先ほど掘った溝にこの棚板が入ります。近くで見るとこんな(下)感じ。
少しイメージができましたが、まだ加工していない溝もあるので最終的に出来上がるまでは、はっきりとイメージできそうにありません( ;∀;) こんなだから、方向音痴なんでしょうね(笑)
今日ルーターで掘った溝です。後は棚板と桟にも少し加工が必要ということで、ルーターでの作業はもう少し続きます。
次回は溝の加工が次回終わり、オイルを塗って組み立てて完成の予定です。終わるかな(・・?
ミニ四駆小僧現る
工房では、ぽこすけがミニ四駆の改造に取り組んでいました。初めの頃に比べると自分でできることが増えてきて、ますますミニ四駆が好きになったようです。1月からメガネをかけて、オタク道まっしぐら?!何か打ち込めるものがあるのは、いいことです。